三井不動産は、単発バイトを仲介するアプリを展開するタイミー(東京、小川嶺社長)と業務提携を結んだ。アプリを通じて、ららぽーとなど同社が運営する50以上のショッピングセンター(SC)に出店するテナントの人手不足解消を支援する。同時に短時間だけ働きたい人たちのニーズを満たす。
15日から首都圏および主要都市のららぽーと、三井アウトレットパークなどを皮切りに、単発バイト仲介アプリの「タイミー」を導入する。今年度中にテナント数で約7500店舗が利用可能となる。
「タイミー」は単発・短時間で働きたい人材と事業者を結びつけるアプリ。働き手は応募手続きや面接がなく、働きたい案件を選ぶだけですぐ仕事をすることができ、勤務終了後すぐに給料を受け取れる。事業者には来てほしい時間や求めるスキルを登録するだけで、条件にあった働き手を自動的にマッチングする。
本格導入に先立ち、昨年9月に開業したららぽーと愛知東郷で「タイミー」を導入し、飲食店などから高評価を受けていた。2017年創業のタイミーにとっても大規模な一括導入は初のケースとなる。