狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.5。今回のテーマは、「爪とぎ」。爪は少しでもくすみや汚れがあるだけで、全てを台無しにする恐ろしいパーツ。お手入れマスターの猫にならって、こまめな爪とぎ(ネイルケア)で好印象な猫ネイルを目指そう。
猫の爪は玉ねぎ構造 こまめな“バリバリ”でフレッシュな爪を新生
ペットとの暮らしは、貴重な体験だとつくづく思う。人間とは全く異なる生き物が、当たり前のように家の中をウロウロしているだけでも不思議なのだが、何を食べ、いつ眠り、どんなポーズでウ○コするかを四六時中観察できるって、よくよく考えればすごいこと。ペットは間近で動物の生態を観察させてくれるとても尊い存在なのだ。
猫との暮らしで野生の本能を感じる瞬間といえば、やはり「爪とぎ」。木やダンボールを使ってバリバリやるアレである。猫の爪はもともと尖った形状をしており、それが玉ねぎのように層状に重なっている。これをバリバリすることで、表面の古い尖った爪から新しい尖った爪へとリニューアルさせているので、「爪とぎ」と言っても、人間のように研いで尖らせているわけではないらしい。
美人の価値を危うくするほど、 “残念な爪”の破壊力は甚大!
猫の爪とぎは、お手入れ目的だけでなく、マーキングのような意味もあるという。猫の肉球からはフェロモンが出ているので、バリバリしながら臭いつけをしてテリトリーや存在をアピールしているのだとか。
人間の爪からはフェロモンは出ていないと思うが、美しく艶やかに整えられた爪は誰の目にも魅力的。反対に、「こういうものです」と名刺を交換するとき、「どうぞ」とお茶を差し出されたとき、爪がボロボロだったり、下品なネイルだったりしたときの破壊力は凄まじい。美人でもイケメンでもスタイルが良くても仕事がデキても、ガッカリを通り越して幻滅、残念さが上回る。「美人だけど爪が汚かったな……」と顔を合わせるたびにネガティブな記憶が脳裏をかすめ、「プライベートはだらしがないんだろうな……」と憶測されるだろう。
よく顔を合わせる配達員のおじさま。左の小指の爪だけが異様に長く、とんがりコーンをはめているのではないかと思うほど鋭利に整えられているのがものすごく気になっている。見た目に不潔っぽく感じてしまうというのもあるが、それ以上に、「なんのために尖らせているのか?」「それで何かをほじくるつもりなのか?」「その何かとはもしやアレか?」と要らぬ想像をしてゾッとする。どんな爪であろうが個人の自由だ。けれど、毎度毎度、残念な爪を見せられるこっちの身にもなってほしい。だから自分はせめて、人に不快感を与えない、好印象で魅力的な爪でありたいと思う。
IN&OUTケア+好印象カラーで猫ネイルをGET❤︎
バリバリで爪をターンオーバーさせ、ザリザリの舌で丹念に舐めてお掃除。猫のきれい好きは毛づくろいだけでなく爪のお手入れにも発揮されている。だから猫の爪は、いつ見てもパーフェクトに美しい。ネイルケアアイテムやカラーにこだわれば、美しいカーブを描き、血色がうっすら透ける、猫のようにヘルシーで清潔感のある爪になれそうだ。
清潔感があって好印象な猫ネイルを目指すには、まずは土台となる爪のコンディションを育むケアから。「イースリーライブ(E3LIVE)」の“リニューミー!”は、65種類以上の栄養素を含むホールフードでもあるAFAブルーグリーンアルジーと天然ミネラルMSMをブレンドしたサプリメント。天然ミネラルでもあるMSMは、タンパク質の働きを助けるとも言われ、爪や骨、軟骨、筋肉、髪、肌を丈夫で潤いある美しさへと導いてくれる。カラーなしでも勝負できるヘルシーで好印象な爪を目指して、毎日コツコツとり続けたい。
「コバコ(KOBAKO)」の“ネイルケアセット”は、特別なテクニックがなくても、サロンクオリティの仕上がりをかなえてくれるありがたいネイルケアツール。ファイリングからルースキューティクルの除去までこれひとつでOK。フタはフィンガーボールとしても使えるなど、機能性もデザイン性も抜群だ。
ネイルカラー選びも、清潔感や好印象につながる重要なポイントに。猫のような血色感と透明感のあるヘルシーな爪を目指すなら、「リーカ(RIHKA)」の“ネイルポリッシュ”を。おすすめは、ディレクター松田未来の愛猫・マドレーヌからインスピレーションを得た限定コレクション。
透明感づくりには、偏光パールが繊細に揺らめくシアーホワイト・リリー、ナチュラルな血色感を演出するなら、肉球カラーのピンクベージュ・クシネを。
手洗い・消毒・紫外線と爪のダメージが進みやすいとき。ケア&カラーをアップデートして、透明感、血色感、美しいシェイプの揃った、ほれぼれするほどの猫ネイルを目指しましょ。