ワコールホールディングス(HD)の2021年4〜6月期連結業績(米国会計基準)は、売上高が前年同期比48.2%増の423億円、営業損益が19億円の黒字(前年同期は44億円の赤字)、純損益が4億7200万円の黒字(同31億円の赤字)だった。国内ワコール事業は売上高が33.1%増だったものの、営業損益は3億6000万円の赤字(前年同期は30億円の赤字)に終わった。一方、主に米国市場の回復によって海外ワコール事業の営業損益が20億円の黒字(同10億円の赤字)に転換。好調が続くピーチ・ジョン事業と合わせて、国内ワコール事業の赤字をカバーした。
通期(22年3月期)は、売上高1840億円(前期比20.9%増)、営業損益60億円の黒字(前期は11億円の赤字)を見込む。中国や欧米ではワクチン接種が普及し経済活動が好調に推移しており、感染症流行前の水準に戻ると見ている。