【海外専業ブランド編】2021年吸水ショーツリスト デザイン性や価格帯の選択肢が広がる 公開:2021/08/01 文・ ライター 大杉真心 女性が抱える健康問題を技術で解決する“フェムテック”市場が、日本独自の傾向で盛り上がりを見せている。漏れに着目した吸水型サニタリーショーツ(通称:吸水ショーツ)は、今年「ジーユー(GU)」や「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」をはじめとする大手も参入。続々と新規ブランドや商品が開発され、デザイン性や機能性、価格帯の選択肢が増えてきた。ここでは海外発の7ブランドを紹介する。 1 / 7 ヒップスター ショーツ(6490円) アイル(AISLE) カナダで1993年に布ナプキンブランドとしてスタート。クロッチ部分のポケットに追加の吸水布“ブースター”を差し込むことができる。環境に配慮したオーガニックコットンやテンセル、リサイクルポリエステルなどの素材使いも特徴で、2017年から「Bコーポレーション」認定を受け続けている。 ローンチ:1993年(吸水ショーツは2020年3月に発売) 日本での取り扱い:フェルマータ公式オンラインストア、ニュー・スタンド・トーキョー 日本代理店:フェルマータ エヴァウェア(5500円) エヴァウェア(EVA WEAR) 米カリフォルニア発のアニガンによる吸水ショーツ「エヴァウェア」。伸縮性に優れた上質な生地を採用し、ストレスフリーなはき心地を目指した。吸水量は約20mL。定期的に新色を追加しているほか、19年4月にはスポーツタイプの「エヴァウェアスポーツ」もリリースした。 ローンチ:2012年 日本での取り扱い:公式オンラインストア、楽天、アマゾンなど 日本代理店:インテグロ オーガニックコットン ショーツ(4480円) イヴ(EVE) 吸水ショーツのほか、コンドームや潤滑剤、月経カップなども扱う韓国発のセクシャル・ヘルスケアブランド。吸水ショーツは全体とクロッチ部分までGOTS認証を得たオーガニックコットンを使用。セミハイウエストでお尻を包むデザイン。改良した新作を2021年秋リリース予定。 ローンチ:2015年2月24日(吸水ショーツは18年6月に発売) 日本での取り扱い:フェルマータ公式オンラインストア、ニュー・スタンド・トーキョー 日本代理店:フェルマータ ボーイレッグショーツ(3850円) モディボディ(MODIBODI) 産後の尿漏れに悩んでいたクリスティー・チョンが立ち上げたオーストラリア発のブランド。吸水ショーツはシームレスでアウターにひびきにくく、独自開発のクロッチ仕様で、薄く、通気性に優れ、においの原因となる菌の繁殖を抑える。また、あらゆる体型やライフステージにも寄り添う製品作りを行っている。 ローンチ:2015年2月24日(吸水ショーツは18年6月に発売) 日本での取り扱い:フェルマータ公式オンラインストア、ニュー・スタンド・トーキョー 日本代理店:フェルマータ デイタイム ブラックレース(5280円) ムーンパンツ(MOON PANTS) 台湾の女性たちが開発し、日本での販売に向けてフェムテック企業のアジュマがブランディングを行なった。汚れの落ちやすさと速乾性を高めるためナイロンやポリウレタンを使用。クロッチ部分が薄く、ヒップの半分がレースになったデザインも定評がある。吸水量は約20mL。 ローンチ(台湾):18年8月15日 日本での取り扱い:ラフォーレ原宿、大丸梅田店、伊勢丹新宿本店、ビープル バイ コスメキッチン、生活の木、ロフト、東急ハンズなど 日本代理店:アジュマ ザ レース チーキー(4380円) プルーフ(PROOF) アメリカの3姉妹が開発。おりものや尿漏れなどを含むあらゆる漏れに対応するショーツをそろえる。クロッチ上層部には抗菌性のある吸湿素材を使用し、においの原因となる菌の繁殖をおさえ、ふち部分は本国で特許を取得した縫い目からの漏れを防止する“リーク ロック”テクノロジーを採用している。 ローンチ:2020年 日本での取り扱い:フェルマータ公式オンラインストア、ニュー・スタンド・トーキョー 日本代理店:フェルマータ ヒップハガー(3852円) シンクス(THINX) 2013年にニューヨークでスタート。大胆な広告戦略やSNSマーケティングも得意とし、地名度を拡大。16年には中等度の尿漏れに対応するライン“スピークス バイ シンクス”、18年にはジュニア向けラインの“シンクス BTWN”をスタート。今年、大手小売店の卸に向けたアクティブウエアライン「シンクス フォー オール」を開始した。19年には米日用品メーカーのキンバリー・クラークから2500万ドル(約27億円)の戦略的資金調達を実施。 ローンチ:2013年 日本での取り扱い:公式オンラインストア、エミリー ウィークなど
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