【国内専業ブランド編】2021年吸水ショーツリスト 新規プレーヤーが続々 フェムテック 公開:2021/07/31 (更新:2021/08/04) 文・ ライター 大杉真心 女性が抱える健康問題を技術で解決する“フェムテック”市場が、日本独自の傾向で盛り上がりを見せている。漏れに着目した吸水型サニタリーショーツ(通称:吸水ショーツ)は、今年「ジーユー」や「ピーチ・ジョン」をはじめとする大手も参入。続々と新規ブランドや商品が開発され、デザイン性や機能性、価格帯の選択肢が増えてきた。ここでは国内専業の11ブランドを紹介する。 1 / 11 エコナップサニタリーショーツ スタンダード(2750円)、エコナップ パッド(1210円) アヤメ(AYAME) 創業90年のインナーメーカー、タカギが3月8日の国際女性デーに立ち上げた。独自開発の“エコナップ パッド”をクロッチ部のポケットに入れて使用する分離型吸水ショーツ。同社のSDGsプロジェクトとして、オウンドメディアやSNSを通してジェンダー問題や環境問題について発信していく。 ローンチ:2021年3月8日 取り扱い:公式オンラインストア、エル・ショップ、オンワードクローゼットなど ベア シグネチャー ショーツ 02(7590円) ベア(BE-A) 美容家として知られる山本未奈子とビジネスパートナーの高橋くみが、国内の下着工場と共同開発。約120mlの吸水量と、洗濯がしやすいようにショーツ本体と吸収体が分かれているのが特徴。クラウドファンディング(20年6月1日~7月15日)では総額1億240万円を調達。21年6月には総額1億8000万円の資金調達を行った。 ローンチ:20年7月30日 取り扱い:公式オンラインストア、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、ロフトなど Tバックタイプ“ソング”(2090円) コンフィッツ(COMFITS) 創業40年の名古屋発下着専門店「フランデランジェリー」が販売元。アジアの女性の体型に合ったパターンにこだわり、価格は2090~3740円に抑えている。クラウドファンディング(2020年6月24日~8月5)では、約300万円の資金を調達。一部売り上げを一般社団法人Colaboをはじめとする女性支援団体に寄付している。 ローンチ:20年9月 取り扱い:公式オンラインストア、楽天市場、ゾゾタウン、アマゾンなど ガールズリープ サニタリーショーツ(3900円) ガールズリープ(GIRLS LEAP) アパレルの商品企画、生産サポートを行うマーキットが「女の子をコソコソ・ドキドキから守るサニタリーショーツ」をコンセプトに開始。Sサイズは子供体型に合わせたパターンで、ティーンが違和感なく履ける薄さと快適さにこだわった。8月上旬、軽い尿漏れ対応の新作ショーツを発売予定。 発売:20年3月 取り扱い:公式オンラインストア、アマゾン、東急ハンズなど フルタイプ (4165円) ホガラ(HOGARA) 繊維商社の豊島の女性社員たちが企画。オーガニックコットンを94%使用し、豊島の独自の抗菌防臭、制菌、消臭に高い機能をもつ加工「リピュール」を施している。花をイメージした鮮やかな色展開が魅力で、7月には廃棄食材を活用した新色の赤かぶ、さくら、抹茶を追加。商品1枚につき10円を、チャリティープロジェクト「Because I am a Girl」に寄付する。 ローンチ:21年2月19日 取り扱い:公式オンラインストア HUG you 吸水サニタリーショーツ active(5940円)、HUG you 吸水サポートパッド(1210円) ハグユー(HUG you) スキースクールの運営、スキー選手の育成に携わるスタッグインターナショナルが女性アスリートやスポーツ愛好家をサポートするためスタート。特徴はヒップを包み込む立体縫製で、ズレに強い構造を追求した。運動時耐水量は30mlだが、別売りの吸水サポートパッドを追加を併用すると45mLの耐水量になる。また学校や各種団体、アスリート、専門医、専門家と生理について共に考え、情報を発信する活動を行っている。 ローンチ:21年2月9日(予約販売開始)取り扱い:公式オンラインストア フルタイプ (6600円) ナギ(NAGI) “日本の女性をエンパワーメントする”ことをミッションに掲げるブラストが立ち上げ。全7色の豊富な色展開で着る人の好みやニーズに合わせて選択でき、定期的に新色を追加している。発売から1年間で約5万枚超のショーツを販売。21年3月に4枚構造から5枚構造に変更し吸水力をアップした。吸水量は20〜105mL。 ローンチ:2020年5月28日 取り扱い:公式オンラインストア、ビープル バイ コスメキッチン、ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店など レースタイプ(4840円) オルタナチュラル(OLTER NATURAL) オケージョンドレスブランドの「ドリードール(DORRY DOLL)」などを運営するアサクラが提案する吸水ショーツ。ドレスメーカーならではのレース使いと染色技術、独自のシームレス縫製が売り。吸水量は約40mL。クラウドファンディング(20年12月25日~21年1月30日)では、1097万円調達した。 ローンチ:21年2月14日 取り扱い:公式オンラインストア、ロフト、東急ハンズ、ショップインなど クラシック タイプ(6050円) ピリオド(PERIOD.) 動画制作会社に勤めていた寺尾彩加が19年8月にクラウドファンディング(180万円を調達)で販売を開始。20年11月にクロッチの仕様をリニューアルするなど、商品開発でユーザーの声を反映している。吸水量は約20〜30mL。透け感のあるデザインが特徴の“クラシック”など、普段使いの下着に近いデザインやフィットを意識している。 ローンチ:19年8月22日 取り扱い:公式オンラインストア、エル・ショップ、ニュー・スタンド・トーキョーなど フルタイプ(4950円) リネ(RINE) シンガーソングライターとして活動してきた信近エリによるネイトが運営。履き心地と吸水性にこだわり、木材を原料とする堆肥化可能なテンセルを素材に採用しているのが特徴。吸水量は約60〜110mL。同素材でブラレット(ノンワイヤーのブラジャー)を提案し、8月には授乳期の女性に向けた吸水機能付きマミーブラレットを発売する。 ローンチ:21年6月3日 取り扱い:公式オンラインストア 布ナプキンショーツ(2750円) サラッフィープラス(SALUFFYPLUS) 来年創業50年を迎える老舗インナーメーカのチーカスが立ち上げ。2011年から累計販売枚数230万枚を販売する。特許取得の9層構造マチや、安全面と衛生面の観点から白色をベースにしたクロッチがポイント。肌にあたる部分は、サラサラ感をキープするためにメッシュを使用している。 ローンチ:11年8月 取り扱い:公式オンラインストア、楽天、アマゾン、東急ハンズなど
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