ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、テック系ビューティメディアの編集長がリアル店舗の魅力を考察する。
【賢者が選んだ注目ニュース】
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「ラッシュ」がデリバリーサービス「ウォルト」と提携 30分で製品を配達
化粧品やファッションECを利用するユーザーにとって、配送時間はハードルの1つだ。翌日受け取れるケースは増えてきたものの、「いま欲しい」「今日使いたい」というニーズに応えるには注文後30分〜2時間程度で自宅に届くか、近隣のコンビニなどで受け取れるようなデリバリー体制が必要になる。そのラストワンマイルを担うのが、フードデリバリーサービスだ。
中国ではすでに、化粧品小売チェーンのワトソンズなどが2018年にアリババグループのフードデリバリー「ウーラマ」と提携し、いち早く即日配送をスタートしている。また「セフォラ」や、現地で若い世代に人気の化粧品小売チェーンの「ザ・カラリスト」は、テンセント傘下の「メイトゥアン」と提携。小売店だけでなく、「イニスフリー」や中国の「AFU」といったブランドもウーラマに出店している。
日本でも、「ラッシュ」が化粧品ブランドとして初めてフードデリバリーサービスの「ウォルト」と提携し、即日配送を開始したことが「WWDJAPAN.com」で伝えられた(7/21 「『ラッシュ』がデリバリーサービス『ウォルト』と提携 30分で製品を配達」)。
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