「アニエスベー(AGNES B.)」は8月27日、京都の商業施設である京都BALの3階に新店をオープンする。店内には、アニエスベーと親交の深いアーティストの作品を展示。アーティストとのコラボレーション商品も店頭に並ぶ。開業に合わせて、京都発の国際写真フェスティバルである「KYOTOGRAPHIE」とブランドとの連動イベントも、9月18日から同館4階で実施予定だ。
新店の売り場面積は約175平方メートルで、ウィメンズ、メンズ、キッズ、セカンドラインの「トゥービー バイ アニエスベー(TO B. BY AGNES B.)」をそろえる。同ブランドは2020年2月に、アニエスベーが個人的に所蔵するアートを収蔵・展示するギャラリーやオフィス、ブックストアなどを併設した施設“La Fab.”をパリの13区にオープンしているが、新店も「“La Fab.”と同様に、ショップ全体としてブランドを表現する場所」(発表資料より)となる。
京都出店に合わせて、これまでも同ブランドと何度かコラボを発表している日本人のドローイングアーティスト、鈴木ヒラクとのコラボ商品を同店で先行販売する。ウィメンズのTシャツが1万3200円、トートバッグが8580円。また、出店に先駆けて8月13〜26日には、同館1階の正面入り口で、キオスク型のポップアップショップもオープンする。
「KYOTOGRAPHIE」との連動イベントは、アニエスベー自身がパリのロックダウン期間中に撮りためたというワードローブのスタイリング写真を展示するもの。彼女が注目するアーティスト、クレール・タブレ(Claire Taboulet)の作品を顔に見立てて撮影している。11月28日まで。また、衣装提供やPR協力などを通し、映画監督の河瀬直美をブランドとしてサポートしていることもあり、河瀬がエグゼクティブディレクターを務める「なら国際映画祭」と「KYOTOGRAPHIE」のコラボプログラムについても、新店の店内で発信する予定だ。