人気ブランドによる合同チャリティ&サステナブル・ファミリーセール「THAT’S FASHION WEEKEND」が10月8~10日、東京・渋谷のヒカリエホールAで開かれる。このファミリーセールは「ファッションの力で日本を元気にする」を目的に、人気ブランドから過剰在庫を買い取って販売。売上の一部を医療従事者に寄付するほか、それでも売れ残った商品はアップサイクルの材料として大学生に寄付。アップサイクルして生まれた商品は、ファミリーセールに参加した人気セレクトショップが販売する予定だ。現在、「エストネーション(ESTNATION)」や「シップス(SHIPS)」「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」「ナノ・ユニバース(NANO UNIVERSE)」「マウジー(MOUSSY)」「スライ(SLY)」、関西発祥のセレクトショップ「イザ(IZA)」などが参加予定。15ブランド程が参加の意志を示している。同イベントは引き続き参加ブランドを募りつつ、イベントチケットの販売をスタートした。
マイナビや東急不動産、WWDJAPANがパートナーとして参画し、渋谷区が後援、環境省はイベント登壇などで協力、慶應義塾大学や早稲田大学、青山学院大学、上智大学などの学生団体も協力するイベントはこのほど、それぞれの組織の代表らが参加したトークイベントを開催した。「アパレル業界の就職事情」や「アパレル業界のサステナブル」「サステナブルファッション 特別対談」をテーマに語り合った座談会の様子は現在、オンラインで視聴できる。
「アパレル業界の就職事情」では、バロックジャパンリミテッド人事部の是永悦子氏と、デイトナ・インターナショナル人事部の梅村真央氏が、学生の「リアルな現状と将来性」などに関する質問に答えた。続く「アパレル業界のサステナブル」では、シップス企画部の高梨勝央氏と、エストネーションカンパニーの藤井かんな氏が、早稲田大学や上智大学の学生と登壇。学生は「サステナブルな社会のために、企業は何をするべきなのか?」などを質問し、一方の企業は「どんなサステナブルを意識して洋服を買っているのか?」などを尋ねた。「サステナブルファッション 特別対談」では、環境省の「ファッションと環境」タスクフォースリーダーの岡野隆弘氏と、サステナブルファッションを体現するタレントの長谷川ミラ氏が登場。長谷川氏が「国や自治体とも連携しながら取り組みたい」と語ると、岡野氏も「サステナブルでは、競争ではなく、共創を」などと話した。
「THAT’S FASHION WEEKEND」は引き続き参加ブランド、ファミリーセールへの参加者を募集している。10月には事前のキックオフイベントも検討中だ。イベント期間中には、会場に中国最大のEC企業アリババ(ALIBABA)によるECサイト「Tモール グローバル(TMALL GLOBAL)」がブースを構え、インフルエンサーが中国向けにライブ販売も行う予定だ。
◼︎THAT’S FASHION WEEKEND -CHARITY and SUSTAINABLE FAMILY SALE-
日程:2021年10月8~10日
場所:渋谷ヒカリエホールA
主催:THAT’S FASHION WEEKEND実行委員会
パートナー:マイナビ、東急不動産、WWDJAPAN
事務局:Banksy
後援:渋谷区
協力学生団体:Keio Fashion Creator(慶應義塾大学)、Rethink Fashion Waseda(早稲田大学)、AOYAMA FASHION ASSOCIATION(青山学院大学)、carutena(上智大学)など