年1回の恒例企画、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師148人に、各カテゴリーで「2020年下半期~21年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。
頭皮・育毛ケア部門では、2011~18年の「ヘアサロン版ベストコスメ」で驚異の8連覇を達成し、以後2年間ランキングから姿を消していた資生堂プロフェッショナルの“アデノバイタル”が1位で、見事復活を果たした。2位は、「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“ジェネシス セラム フォーティファイ”。「ケラスターゼ」は今回、プロモーションが奏功したのか、新製品が順当にランクインする傾向にあり、同製品も2月に誕生したニューカマーだ。3位は、「オージュア(AUJUA)」の“グロウシブ グロウエッセンス”。惜しくも3連覇とはならなかったが、“「オージュア」は頭皮・育毛ケア分野でも強い”ことを示す形となった。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を11部門に分類し、50軒の美容師148人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
頭皮・育毛ケア部門
1位 “アデノバイタル スカルプパワーショット”
「サブリミック」
昨年3月、資生堂プロフェッショナルのサロン専用ヘア&スカルプケアブランド「サブリミック(SUBLIMIC)」の新ラインとなった人気の育毛ケア“アデノバイタル”。“スカルプパワーショット”は“コアパワライジングテクノロジー”を採用し、毛根の発毛・育毛の原動力にアプローチする。クオリティーの高い髪の成長をサポートし、ハリやコシ、ボリューム感のある髪へと育成する。アンケートの回答には、「頭皮・育毛ケアで1番効果を感じる。さっぱりとした使用感でサラサラになるので、性別問わず人気」「育毛に関してテクノロジーに説得力がある」といった声があった。【医薬部外品】(120mL、税込7920円)
2位 “ジェネシス セラム フォーティファイ”
「ケラスターゼ」
頭皮と髪の双方向からヘアフォール(髪の弱り)にアプローチする“ジェネシス”。“セラム フォーティファイ”は頭皮に活力感を与え、健やかに導く洗い流さないスカルプトリートメント。アンケートの回答には、「爽やかな使い心地と、抜け毛が減っていく実感がわくところがいい。エイジングケアもでき、カバーできる対象者が広いこともポイント」といった声があった。(90mL、税込6380円)
3位 “グロウシブ グロウエッセンス”
「オージュア」
地肌表面に存在する細菌群のスカルプフローラに着目し、豊かで健やかな黒髪を育む育毛エッセンス。4種のシソ科植物エキスが地肌を保湿する。アンケートの回答には、「スタッフの中にも使っている人が多い」といった声があった。(100mL、税込6600円)
9月7日に「WWDJAPAN」がオンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」
を開催(視聴無料)
9月7日(火)20時より、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の傾向分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」のライブ配信を行うので要チェック!