若者の街、渋谷の象徴ともいえるファッションビルが渋谷109だ。今年から「若者ソリューションカンパニー」を掲げ、商業施設の運営だけにとらわれないマーケティングカンパニーへと脱皮を図っている。Z世代のインサイトをリサーチする「渋谷109ラボ」も含めて、多様化した若者に積極的にアプローチし、手応えを得ている。7月から現職の丸山康太SHIBUYA109エンタテイメント 運営事業部 店舗運営部長 SHIBUYA109総支配人に聞いた。
WWD:1〜6月の商戦を振り返ると?
丸山:前年は3月くらいからコロナの影響が出始め、4月4日から5月末まで休館。前年同月比でいうと、1〜3月は前年に及ばず、4月、5月は比較しようがない。6月は入館者数は上回ったものの、客単価が落ち込んだのと、前年6月はリベンジ消費があったこともあり、前年には届かなかった。まだまだお出掛け需要が戻って来ないのと、7月のセール前の買い控えもあったと思う。予算に対しても厳しい商戦だった。7月のセールは非常に好調に推移している。
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