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原宿「空き店舗」に歯止めかかるか 一部エリアは4分の1が空室

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 ファッションの街・原宿が退店ラッシュで苦境に立っている。コロナ禍になって1年半以上。国内外からの客数の減少によって売り上げが激減し、撤退を余儀なくされるブランドが後を立たない。一部エリアでは4店に1店が空室という深刻な事態になっている。(この記事はWWDジャパン2021年8月16日号からの抜粋です)

 今、原宿界隈を歩いて目に入るのは、「テナント募集中」「FOR RENT」「閉店のお知らせ」などと掲示され、後継テナントが決まっていない物件の数々である。

 大型店では2月に東急プラザ表参道原宿に路面店として入っていた青山商事の「ザ・スーツカンパニー リミテッドストア」(同社の19年末のアメリカンイーグル事業の撤退に伴う契約満期までの暫定店舗)、6月に明治通りの「サマンサタバサ」表参道GATESポップアップデジタルストアと竹下通りの「ウィゴー」原宿竹下口店、直近の8月8日にはプチプラ雑貨「アソコ」がそれぞれ閉店した。渋谷寄りにある「ライトオン」原宿旗艦店は22日の閉店にむけて現在セール中。数十坪の小型店まで含めれば、閉店から数カ月以上過ぎた物件が無数に散らばっている。

 退店は昨年後半から今年にかけて目立つようになった。路面店のテナントが退店する場合、貸主に6カ月前に知らせなければいけない。昨年春の緊急事態宣言では多くの店舗が1カ月以上休業した。このダメージによって退店を決めたテナントの動きが本格化するのが、そのタイミングだった。

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