年1回の恒例企画、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師148人に、各カテゴリーで「2020年下半期~21年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。
カラーケア部門では、「ソマルカ(SOMARCA)」の“カラーシャンプー〈オレンジ〉”が初登場1位に輝いた。同ブランドはアッシュとパープル、ピンク、ブラウンの4色を展開していたが、暖色カラーへの人気の高まりを受け、今年4月に新たにオレンジを追加した。ハイトーンから中間色まで幅広い髪色で楽しめるよう、くすみを抑えた鮮やかな色みを実現し、潤いを感じさせるジューシーなオレンジカラーになっている。前回(2020 ヘアサロン版ベストコスメ)は同カラーシャンプーのピンクがNo.1だったので、今回はまさに暖色カラーのトレンドが反映された結果といえる。2位は「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“ブロンドアブソリュ バン ブロンドアブソリュ”が受賞。ハイトーンカラーやブリーチの悩みに応えるカラーケアシリーズ「ブロンドアブソリュ」の紫色素入りシャンプーだ。3位には「トレニージョ(TRENEEJO)」の“カラーシャンプー PU”がランクインしたので、今回の受賞製品は全てカラーシャンプーとなった。数年前まで、カラーケア部門のアンケートには「取り扱っていない」という回答や空欄も多かったが、今回は大半のアンケートに何らかの製品名が記入されていた。カラーケアが定番化してきており、特にカラーシャンプーのニーズが高いようだ。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を11部門に分類し、50軒の美容師148人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
カラーケア部門
1位 “カラーシャンプー〈オレンジ〉”
「ソマルカ」
たっぷり泡立つ“カラーシャンプー”と、“カラーシャンプー”の後に使用して染まりをさらに高める“カラーチャージ”のダブル使いで色素を補充することで、サロンで染めた髪のカラーキープをかなえる。アンケートの回答には、「とても色素が濃いので使い方が少し難しいかもしれないが、ちゃんと使えばかなり色が長持ちする」「とにかくオレンジにしっかりキープしてくれるのが良い」といった声があった。(150mL、税込2200円)
2位 “ブロンドアブソリュ バン ブロンドアブソリュ”
「ケラスターゼ」
ハイトーンカラーヘアの黄みやオレンジみを補正し、艶めきを与える紫色素入りのシャンプー。アンケートの回答には、「ハイトーンカラーの色持ちアップ&ダメージ補修効果を実感できる。ハイトーンカラーの需要増加でおすすめする機会が増えた」「宮脇咲良さんがミューズになったことで知名度が上がった」といった声があった。(250mL、税込3520円)
3位 “カラーシャンプー PU”
「トレニージョ」
着替えるようにカラーを楽しむ「トレニージョ」。“カラーシャンプー PU”は14~15レベルのブリーチ毛に最適で、黄みを抑え、いつまでもきれいな髪色へ導く。アンケートの回答には、「ブリーチ毛に使用した際、しっかりと黄みを抑えてくれる」「色の持続性が高まる」といった声があった。(290mL、税込2420円)
9月7日に「WWDJAPAN」がオンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」
を開催(視聴無料)
9月7日(火)20時より、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の傾向分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」のライブ配信を行うので要チェック!