黒河内真衣子が手掛ける「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は、ブランド初の単独展覧会として、長野県立美術館で6月19日〜8月15日に行った「10 マメ クロゴウチ」展を記念した作品集(2700円=税込)を青幻舎から発行した。発売を記念し、代官山、六本木、銀座の蔦屋書店ではフェアを開催している。会期は8月17日から1カ月前後の予定。
展覧会を行った長野県は黒河内の出身地。同美術館のスタッフユニフォームも黒河内がデザインを手掛けている。作品集は展覧会の構成と同様、10のキーワードに沿って黒河内のクリエーションへの向き合い方に迫る。立ち上げからの10年間で発表してきた服とともに、そのデザインの背景にある思想なども感じられる内容になっている。
蔦屋書店のフェアでは、作品集で取り上げた10のテーマに沿って、黒河内自身が選んだ書籍を書き下ろしのコメントとともに集積。店舗ごとに書籍のラインアップは変え、書店巡りが楽しめる仕掛けになっている。