年1回の恒例企画、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師148人に、各カテゴリーで「2020年下半期~21年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。
スキンケア&インナーケア部門は、ミルボンがコーセーと共同開発した美容室専売化粧品「インプレア(IMPREA)」が1~3位を独占した。製品性能の高さはもちろん、美容師のサロンワークやカウンセリングを知り尽くしたミルボンが開発したこともあり、細かなサポートも評価されたポイントの1つ。美容師だからこそできる、髪と肌からできる“印象プロデュース”のノウハウなど、提案の仕方などに関してもアイデアを提供している。また、今回は前回と比べ、回答に記されたスキンケアブランドの種類が格段に増えていた。ここではランクインには至らなかったものの、回答のあった中で注目のブランドをピックアップして紹介する。(「インプレア」はサロン専売品。価格は全て編集部調べ)
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を11部門に分類し、50軒の美容師148人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
スキンケア&インナーケア部門
1位 “ローション”
「インプレア」
角層ケラチンに着目したエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)化粧水。保湿成分のリンゴ果実エキスなどを配合し、とろりとした独自のテクスチャーで、輝きあふれる肌印象へと導く。アンケートの回答には、「保湿力が高くて、肌質が変わる感じが分かる」「お客さまへの提案の仕方までサポートしてくれるので、サロンワークにスムーズに取り入れやすい」といった声があった。(200mL、税込5500円)
2位 “エクスフォリエイター”
「インプレア」
ひとふきでくすみにアプローチし、澄んだ肌印象へ導くブースターのふきとり美容液。肌印象の基盤となる角層を健やかな状態に育み、肌の中から輝くような美しさを魅せる“オーラアップ”をかなえる。アンケートの回答には、「ブースターなのでプラスワンアイテムとして提案しやすい」といった声があった。(150mL、税込3850円)
3位 “ジェル クリーム”
「インプレア」
コンセプトは“やすらぎのジェルクリーム”。肌に透明感とハリ感をもたらし、潤いをたたえた肌印象へと導く。朝と夜、化粧水で肌を整えた後、指先で肌になじませるように使用する。アンケートの回答には、「男性からも好まれるテクスチャーで、スキンケア製品を探しているメンズ顧客に対しても提案できる」といった声があった。(40g、税込6600円)
PICK UP “洗顔料”
昨年10月からヘアサロン市場での展開を強化。店販売り上げNo.1(21年6月時点)がこの“洗顔料”で、濃厚な泡のクッションが洗顔時の摩擦をやわらげ、余分な皮脂や汚れのみを洗浄する。(100g、税込2200円)
PICK UP “V フィックスアメージングクリーム”
「プレジスト(PRESIST)」
ヒト臍帯血幹細胞培養液をまとった天然微細針が肌全体に心地よい刺激を与え、厳選成分を届けるリッチなクリーム。美容室では、こうした高価格帯のスキンケア製品も売れ始めている。(50g、税込2万2000円)
9月7日に「WWDJAPAN」がオンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」
を開催(視聴無料)
9月7日(火)20時より、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の傾向分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」のライブ配信を行うので要チェック!