ファッション

ウィゴーが“原点回帰”で古着を強化 古着特化の下北沢やアメ村の店舗が好調

 ウィゴー(WEGO)は2021-22年秋冬シーズンから古着の打ち出しを強化する。顧客層である若年層間で古着需要が高まっていることを受け、9月18日には札幌、仙台、名古屋・大須、京都、心斎橋、三宮、広島の大型店をリニューアルし、店舗のうちのワンフロアを古着に特化した「ウィゴー ヴィンテージ」の業態に切り替える。広報担当者は古着に特化した品ぞろえの下北沢と大阪・アメリカ村の店舗が好調といい、「古着カルチャーへの関心が高まっている今、古着屋として誕生したウィゴーの原点に立ち返り、強みを生かした提案をしていくべき」(広報担当者)と判断した。

 仕入れは主に1990〜2000年代のアイテムが中心。特に「ラコステ(LACOSTE)」のカーディガンや「ポロ ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)」のストライプシャツ、カレッジTシャツなどが人気だという。

 古着強化の一環として、オリジナル商品も古着らしいディテールを反映したアイテムを企画。グランジやY2K(2000年前後のファッションのこと)、アメカジをテーマに、ビッグシルエットのカレッジプルオーバー(税込2999円)やM-65のワイドシルエットを取り入れたカーゴパンツ(同4999円)、古着の質感を再現したカラーカーディガン(同2599円)など、“古着ライク”なアイテムがそろう。広報担当は「古着で人気のアイテムは値段が高騰していたり、サイズのバリエーションが限られていたりする。オリジナル商品では、手に取りやすい価格で、より多くの若者に古着の世界への入り口を提供したい」と話す。

 同社はこのほど古着に特化したインタスタグラムアカウントを立ち上げ、古着にまつわる情報発信にも力を入れる。今後は「ウィゴー ヴィンテージ」を導入する大型店だけでなく、他の店舗でも古着コーナーの拡充を進める。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アパレル業界“裏方”の進化に迫る 「OEM・ODM特集」

アパレルは、彼らをなくして語れないー。そう言い切れるほど、企画・生産において重要な働きをするのがOEM(相手先ブランドの生産)とODM(相手先ブランドの企画・生産)の事業者たちです。繊維商社が巨大プレーヤーとして君臨しながら、中小の専門企業も独自の存在価値を発揮し、生き残っています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。