フィンランド発の「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、ブランド設立70周年を記念したカプセルコレクション「マリメッコ コークリエイテッド(Marimekko Co-created)」の第3弾をドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA 以下、DSMG)で8月27日に先行発売した。同日DSMGのオンラインストアでも販売を開始し、9月10日からは「マリメッコ」公式オンラインストアで取り扱う。
「マリメッコ コークリエイテッド」は全4回に渡る若手クリエイターとのコラボ企画で、第3弾となる今回は「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」の富永航を起用。英セントマーチンズ美術大学でプリントデザインを学んだ富永は、独自のミックス感覚とジェンダーレスなデザインが特徴だ。今回のカプセルコレクションでは、“自然との共生”をテーマに、ブランドアイコンであるケシの花の“ウニッコ(Unikko)”やカモメの“ロッキ(Lokki)”のモチーフを再解釈した、色鮮やかでプレイフルなファッションアイテムとホームコレクションを手掛けた。
ラインアップはユニセックスで着用できるTシャツ(税込1万9800円)やニットプルオーバー(同3万5200円)、シャツ(同3万8500円)、ワンピース(同5万3900円)、ジャケット(同5万5000円)、ハット(同2万900円)、バックパック(同3万8500円)など。ホームコレクションは、グリーンのベースに大きな白い“ウニッコ”をプリントしたマグカップやお皿(ともに同3080円)、カップセット(同5500円)、トレイ(同7150円)、ブランケット(同2万9700円)、クッションカバー(同1万1000円)、布団カバー(同1万7600円)、ピローケース(同4400円)を扱う。ノベルティーとして1万6500円以上の購入者には、70周年のロゴをプリントしたトートバッグをプレゼントする(なくなり次第終了)。
富永は熊本生まれ。日本とイギリス、フィンランドで教育を受け、インターナショナルな視点を持つ。2016年に若手デザイナーの登竜門として知られる国際コンテスト「イエール国際フェスティバル」で、グランプリを受賞。パリの現代美術館パレ・ド・トーキョーのレジデンスプログラム「パヴィヨン・ヌフリズOBC 」 に参加した。 18年には「アジアを代表する30歳未満の30人(The Forbes 30 Under 30 Asia 2020)」のアート部門に選出され、20年に「ワタル トミナガ」としてコレクションを発表。21年春夏にニューヨーク・ファッション・ウイークに、21-22年秋冬にはパリ・ファッション・ウイークにオンラインで出展した。