デンマーク発シルバーブランド「ジョージ ジェンセン(GEORG JENSEN)」からネンド(nendo)とコラボレーションした花器が登場する。ネンドを率いる佐藤オオキがデザインした花器の名前は“水器(mizuki)”。水を“溜める” “張る”“流れる”という3つの水の表情を有機的なラインで表現している。佐藤は、「『ジョージ ジェンセン』の歴史をたどった時、“自然”をモチーフにしたデザインが多いと気付いた。花や植物など具象もあれば抽象的で自然に存在する有機的造形もある。こういう点が自然と密接な日本文化と共通していると感じた」とコメント。
異なるサイズの3種類の花器はスターリングシルバー製で、コペンハーゲンのアトリエで熟練職人が1枚の厚いシルバーの板を切り出し、ハンマーでたたいて成形。しなやかなラインを出すために全工程で溶解作業を繰り返し、念入りに研磨処理をして仕上げられる。これら全3種類の花器を完成させるのに400時間が必要だ。
これらは、花器としてだけでなく、水やワイン用のカラフェとしても使用でき、オブジェとしても楽しむことができる。税込価格は、Sが187万円、Mが396万円、Lが418万円。11月1日に発売予定だ。