ビューティ

美しい毛艶とフサフサな毛並みは若さの象徴 今こそ“毛づくろい”にお熱を入れよ 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.7。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは、「毛づくろい」。猫にとって健康のバロメーターともいわれる毛づくろいは、人間にとっても美と若さを維持するうえで重要な行為。かつてないスピードで老化が進んでいく今こそ、猫に倣って美しい毛艶とフサフサの毛並みを手に入れよう!

猫の老化は「毛」で一目瞭然。人間の老け感も毛並みに現れる

 早いものでもう9月。夏を超えるたびに「また一つ老けたな……」と絶望するのだが、ここ最近はマスクを外すたびに肌が老けていく実感があり、この生活がまだ続くのかと思うと暗たんたる気持ちになる。肌の老化はもはや夏のせいにはできず、何かしらの手を打たなければ5年後、10年後の私の見た目年齢は……想像するのも恐ろしい。

 このように人間はかつてない深刻さで肌老化の危機に瀕しているわけだが、猫はどうか。被毛に覆われているため皮膚の変化は分からないが、猫の老化度合いは、毛を見れば大体分かる。子猫の毛は細く柔らかく、たんぽぽの綿毛のようにふわふわ。成猫の毛は生き生きとしてハリがあり艶やかだ。しかし老猫になると、だんだん白髪交じりになり、質感もボサボサになって艶や滑らかさが失われていく。人間の髪のエイジング現象と似ている。

見た目年齢は“毛づくろい”次第でコントロール可能!

 猫はあらゆる動物の中でも、とりわけ頻繁に毛づくろいを行う生き物だ。「猫の毛づくろいは健康のバロメーター」といわれるが、老猫になるとだんだん毛づくろいができなくなるため、毛並みが乱れがちになるのである。白髪は仕方ないにしても、猫の毛質の変化は、お手入れするかしないかの差といっても過言ではない。

 人間だってそう。加齢とともに頭皮がたるんで毛穴がゆがみ、うねりのある髪が生えるようになるし、度重なるカラーやパーマ、紫外線ダメージで乾燥が進んでパサつきやゴワつきも進みやすくなる。頭皮ケアを習慣化したり、パーマやカラーをするときはトリートメントもセットで行ったり、髪にもUVケアをするなど、顔と同じぐらい手をかけなければ“おば髪”まっしぐら。

 猫はウ○コをしてても白目で寝てても主人に爪を立て血祭りにあげてもいとおしいから、年老いたぐらいでかわいさが減ることはない。しかし、うねり・ゴワつき・パサつきを野放しにした人間はかわいさとは程遠い。最近は、「アンチエイジングではなく、ポジティブエイジングで行こう」というような風潮になってきて、それは大変良いことだと思うが、髪となると話は別。薄毛で白髪まみれでうねり切ったチリ毛よりも、豊かで艶やかで白髪レスなゴージャスヘアでいられるなら、そっちの方が良いに決まっている。少し手をかけるだけでも差がつくパーツだからこそ、人間も猫を見習って、もっと熱量を持って毛づくろいを。

フサフサ&艶やか❤︎人間用毛づくろいアイテムをチェック!

 人間も毛並みを整えておくことが、見た目の若さ・美しさのカギに。「猫の毛づくろい=人間でいうところのブラッシング」ということで、ハリ・コシ・艶・潤い・滑らかな手触りをかなえるヘアケアアイテムをご紹介。

 まるで猫の手でなでられているかのような感覚を味わえる、猫の手をかたどったデザインの「貝印(KAI)」ヘアブラシ。軽量かつ小ぶりで使いやすく、ブラッシング初心者におすすめ。適度なクッション性とブラシの先端の丸みが、髪と頭皮を心地よく刺激。シャンプー前後のブラッシング、ブローやスタイリングにぴったりだ。外出先でも使えるポーチインサイズだったり、シックな配色になっていたりと、大人の猫変態のニーズを満たすこだわりもうれしい。


 ワンランク上の頭皮&ヘアケアをかなえたいなら、「コイズミ(KOIZUMI)」の音波振動磁気ブラシにTRY。いつものようにブラッシングするだけで、柔らかエアークッションとメタルピンで頭皮を心地よく刺激して、髪に帯電した静電気を抑制。約2000ガウスの強力磁気と約6000回の音波振動で、髪をいたわりながらサラ艶な美髪へと導いてくれる。「ポール & ジョー」のクリエイティブ・ディレクター、ソフィー・メシャリー(Sophie Mechaly)の愛猫ヌネット柄ももん絶級のかわいさだ。


 ブラッシングは正しく行わないと、逆に頭皮を傷つけたり髪のキューティクルを乱したりすることにもなりかねないので要注意。ヘアミストもセットで取り入れて、ブラッシングダメージを防ごう。天然のシリコーンと呼ばれるブロッコリー種子油が、キューティクルを整え自然な輝きをON。さらに加水分解大麦タンパクが髪に潤いを与え、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪をガードして、指通り抜群のサラ艶髪へと導いてくれる。

 猫の毛といえば、毛柄の違いも魅力の一つ。人間でいうところのカラーリングやヘアスタイルといったところか。毛の質の良しあしだけでは図れない清潔感やセンスが浮き彫りになる部分で、このあたりも猫から学ぶことが大いにありそうだ。その話は、またいつか。

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