2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が開幕しました。国内外から48ブランドが参加し、4割がリアルショーを行います。「WWDJAPAN DIGITAL」は昨シーズンに続き、ユーザー投票で読者人気1位を決定する“T-1グランプリ“を開催!投票に先駆けて、記者3人がその日に発表したブランドからグランプリ候補を毎日選出します。今日のノミネートブランドはこの3つだ!
東コレ取材十数年
副反応でデジタル参戦の編集長ムラカミ
「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」
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見どころ:日曜のワクチン接種でコレクション初日は完全グロッキー、2日目もデジタル参戦のムラカミは、ヒロコ先生推しです!テーマは「マインドセット・レボリューション」。「自分で定めた自分の限界、無難で定番の安心感 そんなパターンから抜け出して、新しい風に乗ってみる」。そんな言葉を84歳のヒロコ先生から聞いた瞬間、「副反応どころじゃな〜い!」と元気になりました(笑)。言葉通り、風に乗れそうなボリュームシルエット。そしてメンズモデルも登場のジェンダーレスなアートシャツ‼︎鮮やかなカラーパレットにも、心が洗われました!
東コレ取材3シーズン目
デジタル取材専任の美濃島
「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」
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見どころ:編集長ムラカミと同じく僕もデジタル参加です。1日中PCとにらめっこして「そろそろ疲れたな」と思っていたら、ゴリゴリの音楽に乗って「ネグレクトアダルトペイシェンツ」のショーが開幕。トラックスーツやロゴフーディーなど「アンチ アダルト」を掲げる同ブランドらしいアイテムが続く中、有名音楽家の肖像画をキッス風メイクでオマージュしたアイテムがチラホラ。顔の下には “初版(ショパン)”“米藤 勉(ベートーヴェン)”“猛津 アルト(モーツァルト)”と日本人風の名前が書かれていて「芸が細かい」と爆笑しました。現場の熱量を伝えづらいデジタルで、視聴者を笑わせるってすごい。BiSHによる恒例の“麺食い”演出もバッチリ決まっていました。気になる方は動画をチェック!
若手随一の“ファッションバカ”
東コレ取材2シーズン目の大澤
「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」
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見どころ:アヴァンギャルドでガーリーなクリエイションが特徴の「ペイデフェ」は、ブランド独特の世界観に心が洗われました。朝藤りむデザイナーは「ファッション業界では、強い服や表現を求められがちだが、レースやプリーツの存在を改めて表明したかった」と話すように、プリーツを多用したコレクションが多数。なかでもカッティングされたミニスカートに両面プリントのプリーツスカートのドッキングが素晴らしかった。そのほか小説家の稲垣足穂の物語をアニメーション化した絵本を服に付けたスペシャルピースが圧巻。