「ディプティック(DIPTYQUE)」はこのほど、創業60周年を記念し世界旅をイメージした限定コレクション“ル・グラン・トゥール(Le Grand Tour)”を発売した。パリ、ベネチア、ミリエス、京都、ビブロスと世界の都市にインスパイアされたフレグランスアイテムをそろえる。
パリをイメージしたキャンドル(190g、税込1万3530円)は、土手に並ぶしだれ柳やアンティークショップの木製品、古本、セーヌ河岸沿いの散歩の香りをほうふつとさせる。キャンドルの上にはオブジェが添えられ、パリにオマージュを捧げた羅針図デザインが刻まれている。ベネチアは菜園の緑や地中海のそよ風、早朝の新鮮な植物が織りなすグリーンな香りのフレグランスをそろえる。バジルや青ピーマン、ベチバー、トマトなどをブレンドしたトラベルサイズのフレグランスのコフレ(7.5mL x 3本、税込1万1880円)になっている。ギリシャ・ミリエスをイメージした固形フレグランス(35g、税込9900円)は同地域に咲くイモーテルやイチジクの木の香りを再現し、そこにシプレやアンブロクサンをブレンド。さらにフレグランスの周りを波しぶきのブルーとホワイトのセラミックや大理石模様のビーズ、フリンジが飾りつける。京都をイメージしたフレグランス(100mL、税込2万4970円)は、生花の三才「天、地、人」に思いを馳せた。インセンス、バラ、ベチバーの絶妙なバランスをとった香水を製作し、京都をイメージした風呂敷で包んだ。大旅行の最後を飾る目的地は、レバノン・ビブロス。東洋への旅のルートにある世界最古の港町であるビブロスをイメージしたキャンドル(300g、税込2万1120円)は、市場に漂うコーヒーの香りにアトラスシダー、ホワイトムスク、カルダモンエッセンスを組み合わせた。
また同コレクションの発売を記念し、国際的に有名な5人のアーティストとコラボした。世界各国でポップアップストアを開催し、それぞれのアーティストの作品を展示しながら製品を販売する。日本は9月10日〜10月10日、東京・表参道のジャイルで開催する。