2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が8月30日に開幕しました。国内外から48ブランドが参加し、4割がリアルショーを行います。「WWDJAPAN DIGITAL」は昨シーズンに続き、ユーザー投票で読者人気1位を決定する“T-1グランプリ“を開催!投票に先駆けて、記者3人がその日に発表したブランドからグランプリ候補を毎日選出します。今日のノミネートブランドはこの3つだ!
デジタル東コレ取材3シーズン目の美濃島
「ジュンアシダ(JUN ASHIDA)」
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見どころ:今シーズンのテーマは“Another Dimension-時空を超えて”。100台以上の4Kカメラを使って洋服をスキャンし、バーチャルショーに挑戦しました。驚くほど精巧なジャングル柄のテキスタイルのセットアップや、スパンコールのようなキラキラ素材を全面に散りばめたワンピースなど、クチュールの技術を駆使したゴージャスなリゾートスタイルが目白押しです。さらに故・芦田淳デザイナーが手掛けたアーカイブをアレンジしたカクテルドレスやイブニングドレスも登場。新しい表現に挑戦しつつ、ブランドの普遍性も両立するクリエイションに脱帽です。
若手随一の“ファッションバカ”
東コレ取材2シーズン目の大澤
「フェイス エージェー(FACE A-J)」
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見どころ:「フェイス エージェー」は、日本とアフリカのクリエイティブ産業をつなぐプロジェクト。今回はアフリカのニットブランド「マコサ アフリカ(MAXHOSA AFRICA)」と「東京ニット(TOKYO KNIT)」のコラボレーションを発表しました。女性の勇敢さや強さから着想したコレクションは、コサ族の伝統的なビーズワークの繊細な柄や、派手好きな僕も驚くパワフルなカラーリング。日本人の感覚ではなかなか作れないデザインにひかれました。特にコサ族の人物の肖像画をプリントしたカーディガンやプリーツスカートは元気が出そうで、一度着てみたい!
世界7都市のファッションウイークを取材
リポーター大杉
「ハイク(HYKE)」
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見どころ:「ハイク」は今季も抜群に素敵だったのですが、同時にブランドとしての底力も感じました。今季の東コレは1月半ほど時期が前倒しになり、参加を断念するウィメンズブランドも多かったのですが、「ハイク」がちゃんと今回の東コレにも間に合わせてきたのに驚きました。同ブランドのように、素材開発にもこっていて規模の大きいブランドが、発表時期を1月半もずらすことは容易ではないはずなので、まずそこに敬意を表します。撮影はレールを使った本格的なドリー撮影!高さやアングルも変わってルックが見られるのが面白い。特に目立ったプロップを用意するわけではなく、シンプルな演出ではありますが、毎回ちゃんと既視感が出ないように撮影技法をガラッと変えるところも素晴らしい。服は袖コンシャスと、ポップなピーコックカラーも新鮮でした。「ポーター(PORTER)」とのコラボレーションも披露。ブランドらしいミリタリーのヘルメットバッグは、斜めがけにできるタイプやトートタイプなど、洗練されていて実用的。即完必至になりそうですね。また継続している「チャコリ(CHACOLI)」とは巾着バッグが新登場し、これまたかわいかったです。