三菱地所・サイモンが運営する御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県)は、出店する飲食店から出る生ゴミから作った堆肥を施設内の緑化に利用する取り組みを9月から始めた。同社が全国のアウトレットモールで進める衣料品回収や太陽光発電などの環境活動の一環。施設内で出る廃棄物を減らした上で、施設内で有効活用する。
廃棄物リサイクルの加瀬興業(横浜市、若松敏彦社長)と協業し、NTTビジネスソリューションズの「地域食品資源循環ソリューション」のシステムを利用して実施する。アウトレットモールの施設内に3基のコンポストを設置。対象飲食店8店舗から出る生ごみを回収して微生物で生分解(一次発酵)し、そのあと外部のリサイクルセンターで堆肥化(二次・三次発酵)する。作られた堆肥は施設内の花壇などで使う。