繊維商社の豊島傘下で、輸入代理業やオリジナルの革小物ブランド「ラルコバレーノ(L'ARCOBALENO)」、OEMなどを手掛けるエンメ(東京、平能孝信社長)は、2022年春夏から、同社にとって初のメンズアパレルブランドとなる「コロン(COLON)」をスタートする。デビューシーズンはシャツ12型とパンツ15型を用意し、中心価格帯は税込2万円台中盤から後半。販路として、セレクトショップのドレス部門や百貨店の自主編集売り場などを見込む。
小峰明彦プランニングディレクターは、「標ぼうするのは、セレクトショップのオリジナル以上、インポート未満。トレンドのビッグシルエットは意識しつつも、あくまで大人が上品に着られる商品を提供する」と話し、イタリア服に疲れた40~50代を狙う。その層にデイリーに着てほしいと、素材も「中の上」を用いる。シャツは熊本、パンツは秋田のドレス工場で生産し、パターンメーキングにより「肩やウエストで着たり、はいたりすることで、すっきり見せられる」という。