イタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)は、9月21〜27日に開催される2022年ミラノ・ファッション・ウイークのスケジュールを発表した。ショースケジュールに掲載された63ブランドのうち、40組がリアル発表を予定。ウエアやバッグ、シューズなどのプレセンテーションや、カクテルパーティーなども計画されているが、コロナ禍での開催となる今季は招待客を限定して開かれることになりそうだ。また、イタリア政府の決定により、全てのイベントに参加するには、“グリーンパス”(ワクチン接種を終えていることやコロナからの回復済みであること、48時間以内に受けた検査で陰性だったことを証明するQRコード、正式名称は“EUデジタルCOVID証明書”)の提示が必要になる。
リアルショーに向けて準備を進めているのは、ラフ・シモンズ(Raf Simons)が共同クリエイティブ・ディレクターに就任以来初のリアル発表となる「プラダ(PRADA)」をはじめ、キム・ジョーンズ(Kim Jones)による「フェンディ(FENDI)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「マックスマーラ(MAX MARA)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」「エトロ(ETRO)」「トッズ(TOD’S)」「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」「ミッソーニ(MISSONI)」「マルニ(MARNI)」「MSGM」「ヌメロ ヴェントゥーノ(NO21)」など。今季は、「モンクレール(MONCLER)」や「MM6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」、ファウスト・プリージ(Fausto Puglisi)がクリエイティブ・ディレクターに就任した新生「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」も、ショーを計画する。一方、「ディースクエアード(DSQUARED2)」や「エミリオ プッチ(EMILIO PUCCI)」「GCDS」「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、デジタルで発表する。
対面でのプレゼンテーションを予定するのは、74ブランド中55ブランド。「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」や「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」をはじめ、「ヘルノ(HERNO)」「ブルガリ(BVLGARI)」「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」「バリー(BALLY)」「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」「ジュゼッペ ザノッティ(GIUSEPPE ZANOTTI)」などが名を連ねる。また、ファッション・ウイーク期間外のコレクション発表に移行した「グッチ(GUCCI)」は、25日に「ヴォールト(VAULT)」と題したスペシャルイベントを開催予定。「ポメラート(POMELLATO)」はアイコニックな“ヌード(NUDO)”コレクションの20周年を祝うカクテルパーティーを開く。さらに、ファッションラインを刷新し、6月に初のランウエイショーで披露した「フェラーリ(FERRALI)」は、ミラノ旗艦店のオープニングパーティーを行う予定だ。