「WWDJAPAN」では、毎シーズン恒例で行っている有力百貨店への取材を2021年春夏シーズンも実施した。ビューティ編では、1~4月の化粧品売り場の商況について全国の百貨店22店舗に調査。徹底したコロナ対策によって客足は徐々に戻りつつあり、“安心感”を求める心理の高まりからロングセラーや高価格帯の製品が好調だった。メイクに対しては前向きな意見が多く、マスクニーズに合ったアイテムは緩やかな回復の兆しを見せ始めている。(この記事は「WWDJAPAN」2021年8月30日号付録の定期購読者特典「ビジネスリポート」からの抜粋です。「ビジネスリポート」にはより詳しい情報も掲載しています)
心理的ハードルを下げる
安心感のあるロングセラーが好調
二度にわたる緊急事態宣言下であった2021年1~4月の化粧品売り場の商況は、一部百貨店の営業継続や外出自粛ムードの緩和、前年の休業・時間短縮の影響もあり、全体的に前年実績をクリアした店舗が多かった。これまで免税売上高の比重が高い店舗は依然苦戦が続いたが、国内顧客の需要増から一部に改善傾向も見られた。
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