化粧品の製造・販売を行う桃谷順天館はこのほど、大阪府の「男女いきいき宣言プラス」認証を7月21日に取得したと発表した。同社における、男女共に取得可能な「不妊治療休暇」や「キャリアチャレンジプラン」、「自己研鑽制度」など時代に合わせた独自制度の導入や取り組みなどが評価された。今後、男性の育休取得のサポートも強化し、男性の育児や家事参入を後押しする。
これまで同社は、性別に関わらず活躍できる体制づくりに注力してきた。「不妊治療休暇」においては期間の上限設定を設けず、キャリアを諦めることなく男女ともに治療に専念できる制度として導入。さらに、看護休暇でカバーできない中学生未満の子どもがいる社員を対象に年5日取得できる「親子の絆休暇」、上長の許可なく自身が希望する職種にチャレンジができる「キャリアチャレンジプラン」など、ライフステージに合わせて自分らしい働き方が選択できる社内風土を醸成し、社員の活躍をサポートする。
また8月から、配偶者が妊娠した際の育休取得意向面談の実施や、親になるための心の準備に参考図書の贈呈などを開始した。全社員の理解を深め、男女ともに休暇をとりやすい環境を整える。同社の人事担当者は「女性活躍に注目が集まる中、女性はもちろん性別に関係なく自分らしく生き生きと安心して活躍できる環境整備に取り組んでいる。性別などに関係なく多様性を受け入れ、全ての人が平等に活躍できる環境を整えることで全社員のモチベーションアップにつなげ、各々のキャリア形成に役立ててほしい。引き続き、時代にあった制度の改正や活用の働きかけに注力する」とコメント。