フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は9月14日、2022年春夏パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)の最終スケジュールを発表した。9月27から10月5日までの9日間に、97ブランドがコレクションを披露する。そのうち、37ブランドがリアルショーを計画。39ブランドは、デジタル発表に加え、現地でのプレゼンテーションを行う。
ショーを予定しているのは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「シャネル(CHANEL)」「ディオール(DIOR)」「エルメス(HERMES)」「ロエベ(LOEWE)」「ミュウミュウ(MIU MIU)」「バルマン(BALMAIN)」「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)「ロク(ROKH)」「コペルニ(COPERNI)」「コシェ(KOCHE)」など。「クロエ(CHLOE)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「クレージュ(COURREGES)」「ロシャス(ROCHAS)」はそれぞれ、新クリエイティブ・ディレクター就任後初のリアルショーを計画する。
今季は、「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」もパリコレのショースケジュールに復帰する。普段はパリメンズで発表している「ラフ シモンズ(RAF SIMONS)」と「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」「ボッター(BOTTER)」も参加。一方、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」や「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「ニナ リッチ(NINA RICCI)」は、デジタルのみでの発表を決めた。
日本ブランドでは「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」のみがパリでのショーを計画。「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」はデジタル発表に加え、現地でのプレゼンテーションを予定する。そのほか、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」「ウジョー(UJOH)」「オーラリー(AURALEE)」「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」がデジタル発表で参加する。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」や「サカイ(SACAI)」は、今季も参加しないようだ。
今シーズンの締めくくる10月5日20時(現地時間)からは、4月に新型コロナウイルスが原因で死去した故アルベール・エルバス(Alber Elbaz)氏による「AZファクトリー(AZ FACTORY)」のメモリアルショーが予定されている。同ブランドのアトリエに加え、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)「ルイ・ヴィトン」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターやマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)「ディオール」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクター、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)「バレンシアガ」アーティスティック・ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)「ヴァレンティノ」クリエイティブ・ディレクターら40組以上のデザイナーが故人に敬意を表するルックを制作し、披露する予定だ。