「WWDJAPAN」9月20日号は、ファッション系のサークルに所属する大学生とタッグを組んで、Z世代のファッションやサステナビリティに関する意識に迫りました。青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学、早稲田大学から生まれた団体の活動内容や業界への思い、お気に入りのアイテムなどを紹介します。ファッションが好きだからこそ洋服の大量廃棄問題や環境への負荷について、学生目線で「できることはないか」と考える学生たちの想いを取り上げます。
中面では、サステナビリティに真摯に取り組む姿勢を見せるH&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)ジャパンや、「ロンハーマン(RON HERMAN)」のサステナ担当と学生たちの座談会を掲載。学生からは「洋服を選ぶときの判断基準」「サステナビリティの定義」を聞き出し、一方企業には「次世代に残したいファッションの未来」を語ってもらいました。「Z世代」「若者」「学生」という言葉で区分するのは簡単ですが、座談会では十人十色な意見や考えが飛び出しました。より高い“解像度”でお互いを理解するのに役立つ視点があります。
ほかにも、学生の皆さんに「最近買ったお気に入りのアイテム」「これからもずっと着たい洋服」といった“ベストアイテム”をスナップ付きで寄稿してもらいました。お気に入りアイテムの調査を通して、日頃どのようなモノにときめいているのかを探ります。Z世代に対して「何を考えてモノを買っているのか?」や「モノを買うときの優先順位は?」「そもそもモノ、買うの?」と疑問だらけの業界人は必見です。
表紙には、特集で紹介する「Aoyama Fashion Association(青山 ファッション アソシエーション)」「Keio Fashion Creator(慶應ファッションクリエイター)」「carutena(カルテナ)」「Rethink Fashion Waseda(リシンク ファッション 早稲田)」からメンバーの代表者が参加しました。参加者には「テンションが上がる洋服で」とお願い。新田桂一カメラマンの盛り上げもあり、躍動感があふれています。
PHOTO:KEIICHI NITTA(ota office)
撮影協力:世田谷美術館