フットウエアブランド「クロックス(CROCS)」は、独自の特製樹脂“クロスライト”をバイオベースに改良した新素材の導入を発表した。定番モデル“クラシック クロッグ”を含む既存製品に採用し、2022年初めに発売する。
新たな“クロスライト”は、素材科学企業ダウ(DOW)の新技術“エコリブリアム(ECOLIBRIUM)”を用いており、バイオベースの再生可能な原料を使用。新素材を既存製品に使うことで、見た目や機能性はそのままに、シューズ1足あたりのカーボンフットプリント(CO2e・温室効果ガス)を2030年までに50%削減することを目指す。
「クロックス」は7月、2030年までにバリューチェーン全体での温室効果ガスの排出量・吸収量・除去量の合計値をゼロにする“ネットゼロ”達成を目標に掲げており、新素材の導入はその取り組みの一環。同社は21年中に100%ビーガンブランド化を宣言しているほか、リサイクルプログラムやサステナブルなパッケージの切り替えにも積極的に取り組んでいる。