スイスの時計ブランド「モーリス・ラクロア(MAURICE LACROIX)」が、名古屋在住の中澤浩司さんにブランド初の公認ファンクラブの運営を一任し、さらに今秋、代表的モデルである“アイコン オートマティック”とコラボレーションすることは、こちらの記事で伝えた通りだ。ここでは、ステファン・ワザー(Stephane Waser)「モーリス・ラクロア」=マネジングディレクターに、なぜ一個人とパートナーシップを結ぶに至ったのか?また、今後のインフルエンサー戦略などについて聞いた。
WWD:「モーリス・ラクロア」が、中澤さんとコラボモデルまで作ったのはなぜ?
ステファン・ワザー「モーリス・ラクロア」=マネジングディレクター(以下、ワザー):中澤さんと初めて会ったのは2年前だ。それ以前にもインスタグラムを通じて交流があったが、私が日本を訪れた際に食事をし、中澤さんが「モーリス・ラクロア」に対してとても情熱的で、かつ興味深いビジョンを持っていることを確認した。そこでブランド初の公認ファンクラブの運営を打診した。献身的な中澤さんのおかげで、草の根作戦が良い結果を生んでいる。ファンクラブ発足から数カ月たったころ、「日本限定モデルを作らせてほしい」と連絡があり、「あなたになら任せられる」と即答した。
WWD:これまでにもインフルエンサーとコラボ時計を製作したことはある?
ワザー:オートクチュールデザイナーのアデリーヌ・ジリオックス(Adeline Ziliox)や、プロビーチバレー選手のアンダース・モル(Anders Mol)、クリスチャン・ソルム(Christian Sorum)と協業したことはあるが、ファンクラブのために製作するのは初めてだ。
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