ファッション

ファンをコラボ相手に指名! 今なすべきインフルエンサーの巻き込み方

有料会員限定記事

 スイスの時計ブランド「モーリス・ラクロア(MAURICE LACROIX)」が、名古屋在住の中澤浩司さんにブランド初の公認ファンクラブの運営を一任し、さらに今秋、代表的モデルである“アイコン オートマティック”とコラボレーションすることは、こちらの記事で伝えた通りだ。ここでは、ステファン・ワザー(Stephane Waser)「モーリス・ラクロア」=マネジングディレクターに、なぜ一個人とパートナーシップを結ぶに至ったのか?また、今後のインフルエンサー戦略などについて聞いた。

WWD:「モーリス・ラクロア」が、中澤さんとコラボモデルまで作ったのはなぜ?

ステファン・ワザー「モーリス・ラクロア」=マネジングディレクター(以下、ワザー):中澤さんと初めて会ったのは2年前だ。それ以前にもインスタグラムを通じて交流があったが、私が日本を訪れた際に食事をし、中澤さんが「モーリス・ラクロア」に対してとても情熱的で、かつ興味深いビジョンを持っていることを確認した。そこでブランド初の公認ファンクラブの運営を打診した。献身的な中澤さんのおかげで、草の根作戦が良い結果を生んでいる。ファンクラブ発足から数カ月たったころ、「日本限定モデルを作らせてほしい」と連絡があり、「あなたになら任せられる」と即答した。

WWD:これまでにもインフルエンサーとコラボ時計を製作したことはある?

ワザー:オートクチュールデザイナーのアデリーヌ・ジリオックス(Adeline Ziliox)や、プロビーチバレー選手のアンダース・モル(Anders Mol)、クリスチャン・ソルム(Christian Sorum)と協業したことはあるが、ファンクラブのために製作するのは初めてだ。

この続きを読むには…
残り1085⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。