「フェンディ(FENDI)」は、2022年春夏コレクションの展示会をミラノで開催した。今季はニューヨークの伝説的なディスコ「スタジオ 54(STUDIO 54)」から着想した1970年代のナイトシーンを、同ブランドの歴史とともに蘇らせた。ウィメンズのクリエイティブ・ディレクターを50年以上に務めてきたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)と親交があったファッションイラストレーター、アントニオ・ロペス(Antonio Lopez)の作品をウエアやアクセサリーに描いている。ロペスが制作したロゴは、ドレスの裏地にも見られた。
代表的バッグの“バゲット(BAGUETTE)”“ピーカブー(PEEKABOO)”や、21-22年秋冬にデビューした“フェンディ ファースト(FENDI FIRST)”には、ロペスの色鮮やかな作品をレザーやスパンコールであしらった。シューズは華奢なストラップで官能性を引き出したサンダルが中心。デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)が手掛けたアクセサリーの中には、ロペスのイラストをアレンジしたユリの花のヘアアクセサリーもあった。