しまむらは、春夏商戦の好調を受けて2022年2月期の連結業績予想を上方修正した。修正後の予想は、売上高が5705億円(前回予想は5548億円)、営業利益が456億円(同386億円)、純利益が312億円(同262億円)とする。
27日に発表した21年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比11.9%増の2845億円、営業利益が同58.6%増の253億円、純利益が同65.6%増の174億円だった。
緊急事態宣言の長期化でファッション市場が苦戦を強いられる中、しまむらの好調は際立っている。既存店売上高をコロナ前の19年3〜8月期と比較すると、主力業態「ファッションセンターしまむら」で5.3%増、「アベイル」で4.8%増、「バースデイ」で19.3%増だった。短期生産の活用など一連のMD改革によって値引きと在庫を抑制し、「ファッションセンターしまむら」で粗利益率を0.8ポイント改善させた。デジタル販促の活用などによって販管費率も1.7ポイント圧縮している。