ファッション

スポーツブランド「オン」が原宿にアジア初の旗艦店 デジタルツールで最新の顧客体験

 スイス発のスポーツブランド「オン(ON)」は、東京・原宿のキャットストリートにアジア初の直営店オン トーキョー(On Tokyo)を2022年春にオープンする。昨年12月に開業した米ニューヨーク店に次ぐ2つ目の直営店で、店舗面積は320平方メートル以上となる。

 同店はアジア初のフラッグショップと位置づけ、最新技術で顧客体験を提供するという。店舗のほぼ全ての壁にカメラを内蔵した“マジック・ウォール”を設置。来店客が数歩歩くだけでランニングスタイルを分析し、誤差1.25ミリメートルの深度カメラでおすすめのモデルと最適なサイズを提案する。専門スタッフも在中し、同ツールの使い方やより詳しい接客も受けられる。ほかに、アパレルコレクションを試着するスペースや、ブランドのルーツであるスイス・アルプスの岩山をスキャンした3Dプリント作品も用意する。

 オンジャパン代表の駒田博紀は、「われわれはパンデミックにより、これまでに以上に走ることの癒しと喜びを実感している。そんな今こそ、アジア初のフラッグシップのオープンに最適だと考えた。『オン』はずっとランニングコミュニティを大切にしてきた。キャットストリートは、活気ある東京の中でも多くのランナーが集まり、最新情報を共有する場所。ランナーのハブとしての役割も果たせるはず」と意気込む。

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