阪急阪神百貨店の阪神梅田本店は、第2期棟の地下1階を除くフロアを10月8日に先行開業する。同日、EC設営サービスを主な事業とするBASE(鶴岡裕太CEO)は、中小事業者の委託を受けて商品を代行販売する売り場「ザ ベイス マーケット(THE BASE MARKET)」を2階雑貨・アクセサリーフロアにオープンする。
BASEが手掛けるリアルの売り場としては東京・渋谷モディ1階の「シブヤ ベース(SHIBUYA BASE)」、ラフォーレ原宿1階の「ベース ラボ(BASE LAB.)」に続いて3つ目。関西エリアでは初出店となる。
売り場面積はわずか16平方メートル。事業者は展示したい商品を送付するだけでよく、陳列・接客などの業務は全てBASE側が担う。また、出展費用としてかかるのは委託販売手数料(売上高の30%)のみで、什器や機材などの初期投資も不要。金銭的・人的リソースの乏しい事業者が、商業施設へ出店するよりコストを抑えて消費者とリアルの場での接点を持つことができる。
9月28日時点でアクセサリーブランドの「アロ(ARRO)」やファッション雑貨の「ソメヤスズキ」、コスメの「祈雨(KIU)」など6ブランドの出展が決まっている。展示ブランドは2週間〜2カ月を目安として入れ替える。