REPORT
Tシャツやタンクトップと合わせリアルに楽しむロマンチックドレス
着想源は、1990年代を代表するファッション・フォトグラファーのコリン・デイと、女優を経て20年代からアメリカやメキシコで活動していたフォトグラファーのティナ・モドッティだ。今季の軸となるのは、シフォンやレース、マクラメで仕立てたロマンチックなロングドレス。一見街中で着るには難しいアイテムを、白いTシャツやタンクトップ、ブラウスを合わせることで、リアルなスタイルに落とし込んでいるのが特徴だ。また、常にマスキュリンとフェミニンの融合を追求している「ヌメロ ヴェントゥーノ」らしく、メンズライクなワークジャケットやサロペット、ボクシーなトップスなどもミックス。黒地に赤や紫が映えるダークな花柄やパイソン柄がアクセントを効かす。装飾には、昨シーズンからの流れを感じさせる共布や同系色の素材で作るラッフルとストリングに加え、南米の民俗衣装に見られるようなポンポンや星型のスタッズを採用した。足元を飾るトライバルなサンダルは、フラットからチャンキーなハイヒールまでを用意。ふくらはぎ丈のソックスと合わせて、コンテンポラリーなスタイルに仕上げている。
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