ビューティ

資生堂の“セカンドスキン”技術が商品化 メイクの上から目袋を補正

 資生堂のグローバルブランド「シセイドウ(SHISEIDO)」から10月1日、“第二の皮膚”が目袋をカバーする目もと用美容液「シセイドウ ビオパフォーマンス セカンドスキン」(税込3万5200円)が登場する。日本先行で販売し、全国の百貨店など約330店舗と公式ECサイト、同社の総合美容サイトのワタシプラスで展開する。29日にはオンライン発売記念イベントを開催し、女優の前田美波里とタレント・女優のYOUが出席した。

 新製品の「シセイドウ ビオパフォーマンス セカンドスキン」はメイクの上から使用でき、目袋に紙おしろいを使用して目元をおさえた後、2種の美容液を塗布することでセカンドスキンが完成する。開発には約3年を要し、2400人の多様な人種の肌でテストを繰り返してファンデーションとの相性や目袋の補正効果、はがれやすさなどの課題を一つ一つクリアした。たるんだ目袋に悩みを持つ40代以降をメインターゲットに、デジタル上でのタッチポイントやデジタル動画広告を展開するほか、店頭やオンラインでは美容部員によるカウンセリングも行う。さらに三越伊勢丹の化粧品オンラインストア「ミーコ(MEECO)」や阪急阪神百貨店の「阪急ビューティオンライン」ではライブコマースを実施する予定だ。

 同社の堀井清美エグゼクティブオフィサー 執行役員チーフビューティーストラテジーオフィサー 兼 資生堂ジャパン プレステージブランド事業本部長兼美容戦略本部長は、「2018年に米ベンチャー企業のオリボ ラボラトリーズ(OLIVO LABORATORIES)が持つ、人工皮膚を開発するセカンドスキン事業を買収してから製品化に動いた。資生堂の処方・技術を採用することで高機能・高品質さを実現。人々がより豊かな生活を送るために、今後もチャレンジを続けていく」とコメント。

 発売記念イベントに登壇した前田は「簡単に使える上、きれいにカバーできて驚きました。目袋がなくなるだけで 10 歳ほど若返ってみえます」と絶賛。YOUは「手軽にできることがうれしい。ハリが出て印象が変わるので男性にも使ってほしい」とアピールした。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。