ワークマンは30日夜、「水上“Night”過酷ファッションショー」を開催した。東京・芝の東京プリンスホテルの屋外プールに設けられた水上ランウェイを会場に、2021-22年秋冬の新商品を紹介した。同社による“過酷ファッションショー”は3回目だが、屋外開催は初めて。これまで以上に強い雨風や吹雪を吹かせたり、初めて火柱を上げさせたりするなど、過酷な状況にも対応する高機能・低価格のウエアをアピールした。
ショーには特別ゲストとしてモデルの土屋アンナのほか、“ワークマン・アンバサダー”として商品開発に参画するファッションスタイリストの山田耕史さん、ライフスタイル・ユーチューバーのかずひさんらも出演した。プールの上に作られたランウェイでは、巨大扇風機で暴風雨を再現してウエアの撥水性や防風性を伝えた。また溶接工の作業着を応用し、キャンプでのたき火やバーベキューへの防火性を持たせたアウターの機能を強調するのに、花火を上着に向けたり、ランウェイに火柱を立てたりした。
ワークマンは8月末時点で国内918店舗。長期計画として1500店体制を目指して、作業着主体の「ワークマン」、アウトドアウエア中心の「ワークマンプラス」、ウィメンズを拡充した「#ワークマン女子」の出店拡大を進める。今後の成長のカギを握るのはウィメンズで、今回のショーではアウトドア向けだけでなく普段使いできる撥水プリーツスカートなども紹介していた。また来年春からはテントやイス、テーブル、食器といったキャンプ用品も販売する。