ファッション

資金調達額にも注目! 群雄割拠する欧米リセール市場

有料会員限定記事

 ここ数年、消費者の環境保護やサステナビリティに関する意識の高まりを背景に、リセール(2次流通)市場に参入するブランドや小売りが増加しているほか、中古品を取り扱うさまざまなマーケットプレイスが台頭している。他人と異なる個性的なアイテムが見つかったり、新品に近い状態のものを割安な価格で入手できたりすることも人気の秘密だろう。市場シェアなどのデータを踏まえて、欧米での潮流を解説する。(この記事はWWDジャパン2021年10月4日号からの抜粋に加筆をしています)

 リセールのマーケットプレイスは、従来型、ユーザー間型、管理型の3つに大きく分けられる。従来型は、のみの市や古着店、リサイクルショップなどの実店舗を中心とした形態で、米国などで見られる非営利団体によるチャリティーショップもこれに含まれる。

 ユーザー間型は、インターネット上のオークションサイトやフリマアプリを通じてユーザー同士が直接やりとりするもので、日本でおなじみのメルカリ(MERCARI)などがこれに当たる。

 管理型は、ユーザー同士が直接やりとりするのではなく、運営会社が中古品の状態や真贋などを確認した上で買い取り(もしくは受託し)、主に新品に近いものをECで販売している。商品の撮影やクリーニングなども運営会社が行うので、売り手の手間が少ないことも特徴の一つだ。

この続きを読むには…
残り2972⽂字, 画像3枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

メルカリ(mercari) x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。