エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)は「アラミス(ARAMIS)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ダナ キャラン(DONNA KARAN)」「DKNY」「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」を擁するデザイナーフレグランス事業部を終了する。「アラミス」は他の部署に移動し、ファッションブランドとのフレグランス契約は2023年までに全て終了する。
「マイケル・コース」は親会社のカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)がすでに契約しているユーロイタリア(EUROITALIA)と提携し、「ダナ キャラン」と「DKNY」は7月にインターパルファム(INTERPARFUMS)と契約した。またかつて傘下だった「トリー バーチ(TORY BURCH)」は19年にライセンスを資生堂と契約。今後エスティ ローダーは「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」「ル ラボ(LE LABO)」「エアリン(AERIN)」「キリアン(KILIAN)」「フレデリック マル(FREDERIC MALLE)」などのラグジュアリーフレグランスラインに集中する狙いだ。なお、「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」や「クリニーク(CLINIQUE)」もフレグランスを手掛けている。
同社は「『アラミス』・デザイナーフレグランス事業を2023年6月に終了する。フレグランスはわれわれにとって大きなビジネスの柱であり、今後も長期的に投資する。当面はラグジュアリー・プレステージフレグランスに全面的に注力する」とコメントしている。