PR事業などを手掛けるワンオーとシブヤ ハラジュクファッションフェスティバル実行委員会は、都市型ナイトマーケット「渋谷夜市」を東京・渋谷の「ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)」の屋上で10月2日・3日に開催する。“より良い明日を過ごすためのもの・こと・サービス”をテーマにクリエイターや企業、アクティビストらが集い、ファッションやカルチャー、環境・社会問題にまつわるエデュケーションコンテンツなどを用意する。入場は無料。
会場のデザインは中村圭佑氏率いるダイケイ・ミルズ(DAIKEI MILLS)が手掛け、「未来に向けたポジティブな実験の場として、予定調和ではない生々しさを計画したブースデザイン」にしているという。
宮下公園のスケートパークエリアでは、デプトカンパニー代表のエリ(eri)が環境省とタッグを組んで製作した、1分間に廃棄されるファッションを展示するインスタレーションを行う。ほかにも「アレキサンダーリーチャン(ALEXANDERLEECHANG)」による初心者向けスケートボード教室やフリーセッション、ミニゲームを開催する。ボルダリングウォールでは、「マムート(MAMMUT)」アスリートによる特別プログラムを実施する。
マーケットスペースには約60のブースが出店する。古着店を運営するデザートスノー、ウィゴー、JAM TRADINGの3社による古着市や「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」が過去のアーカイブ商品を景品としたロボット金魚すくいなども登場する。熊切秀典デザイナーは「今の状態をサステナブルにすることだけでは物足りなく感じていて、今よりもっと楽しく美しく、環境にもみんなにもやさしいバランスの取れた未来を作る事を目指したい。(同企画に)出店することで、ブランドの取り組みをより多くの人に知ってもらうきっかけになってほしい」とコメントを寄せた。
松井智則ワンオー社長は、「現在のファッションの在り方が本当に正しいのかどうか、向き合う時期に来たのではないかと思っている。トレンドを発信し続けてきた渋谷・原宿の次の役割は、これまでのような消費の街としての対象ではないかもしれない。なぜなら、新しい価値観を発信することがストリートカルチャーの役割だからだ。10〜20年後先は想像できなくても、明日のことは想像できるし変えていけるはず。『リアル(イベント)」『エデュケーション」『明日に生きるアクション」を目の前の未来に向けて渋谷から発信してきたい」と同イベントにかける思いを語った。また「裏テーマは2050年のカーボンニュートラルの時の暮らし方」と言い、イベント終了後にCO2排出量なども公開予定だ。
■渋谷夜市
日程:10月2〜3日
時間:12:00〜22:30(仮)
場所:渋谷区立宮下公園
住所:東京都渋谷区渋谷1- 26-5 MIYASHITA PARK 屋上
入場料:無料