「ヨウジ ヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」は10月1日、パリで2022年春夏ウィメンズ・コレクションのランウエイショーを開催した。昨年の9月に続き、パリでのリアルショーを開催した日本ブランドは「ヨウジ ヤマモト」のみ。その会場には、モデルやプロデューサーとして活躍する益若つばさが日本から駆けつけた。
約2カ月前に渡仏を決め、1週間の滞在中にさまざまな場所を訪れたという益若は、「一番びっくりしたのは、半分以上の人が街中でマスクをしていないこと。ただ、カフェやショーの会場などに入る時には衛生パス(ワクチン接種などを証明するQRコード)の提示が必要だし、(新型コロナウイルスに対する)対策が整っていて、日本より進んでいると思いました。コレクションも招待人数を制限しているものの普通に開催されているし、伝統あるものがしっかり続いているという感じがします」と話す。
また、初めて生でショーを見るという「ヨウジ ヤマモト」への思い入れを尋ねると、「黒い洋服が一番好きなんですが、その中でも『ヨウジ ヤマモト』は自分が一番かっこ良くいられる服。着ると、身が引き締まるように感じるので、ここぞ!というときに選ぶことが多いですね」とコメント。黒をベースに柔らかな布のドレープやタック、カットを生かした今季のコレクションについても、「黒なのに、とても立体的。最後に登場したドレスもドラマチックでした。耀司さん自身が歌っている音楽やショーの空気感を生で体験できて、本当に楽しかったです」と笑顔を見せた。