ビューティ

りゅうちぇると考えるサステナブル・アクション 「パンテーン」から新エコパッケージが登場

 P&Gのヘアケアブランド「パンテーン(PANTENE)」は、「あなたらしい髪の美しさを通じて、すべての人の前向きな一歩をサポートする」というブランド理念を掲げ、これまで、一人一人の個性を尊重する#HairWeGoキャンペーンなどを展開してきた。サステナビリティにおいては、「2030年までにヘアケア製品のパッケージを100%リサイクル・再利用可能にし、25年までに再生素材でない新品のプラスチック(バージン・プラスチック)を50%削減する」という目標を掲げ、20年には「パンテーン」のプラスチックボトルと詰め替え用パウチのパッケージにおいて、ボトルや詰め替え容器のデザインをアップデートし、年間約400トンのプラスチックの削減を実現した。また、新たな取り組みとして、「パンテーン」からP&Gジャパン史上初となる2種類の新エコパッケージを発表。10年以上かけて開発した単一素材のリサイクル可能な“詰め替えECOPOUCH™(エコパウチ)”と繰り返し長く使える”アルミボトル“を発売した。

 そこで今回、これまでの「パンテーン」の取り組みに賛同し、自身も「パンテーン」のアンバサダーを務めた経験があるりゅうちぇる(ryuchell)に、「パンテーン」が持つ未来の可能性や自身が考えるサステナブル・アクションについて聞いた。

※2017年1月から12月に生産されたプラスチック総量との比較

意識を“サステナブル”に

WWD:最近は街中でも環境に配慮した取り組みが多く見られるが、サステナブルな消費活動を意識している?

りゅうちぇる:はい。僕は、買い物は投票だと考えています。“環境に配慮していて、誰にでも使えるもの”、“企業やブランドの理念に共感できるもの”を選んで買い物をしたいと思っています。僕の世代は、学校の授業でも環境問題が取り上げられることが多く、早い段階で環境に意識を向けることができました。また、最近はSNSでも知識を深めることができます。初めてサステナブルなアクションに挑戦しようとする人、特に若い人にとってはSNSでおしゃれに発信されていると興味を持つきっかけになりやすいですよね。その一方で、過剰に演出している投稿を見かけると“なんだか意識が高いな”と気持ちが追いつかなくなってしまうこともあります。だから僕は、一時的な取り組みではなく、“無理せず、やれることから”で良いと思っています。必ずしも完璧を目指すのではなく、自分ができる範囲のことを少しずつ行動に移していければいいと思います。

「#HairWeGoGreen」
髪も地球もダメージケア

WWD:“無理をしないサステナブルなアクション”で、日常生活で取り組んでいることは?

りゅうちぇる:詰め替えを利用したり、環境に配慮したものを選ぶように意識していますが、子育てや仕事で忙しい時にはプラスチック製の食品用ラップを使ってしまうこともありますし、環境に配慮された商品は値段が高いものが多く販売している場所も限られているので、なかなか取り入れにくいこともあると思います。意識を高くするということは、時間とお金が必要なので、この“詰め替えECOPOUCH™”は、売っている場所も多くてしかもコスパがいい、それに普段使っているシャンプーを切り替えるだけだから手軽にサステナブルなアクションとして実行しやすいですね。

WWD:耐久性が強く繰り返し使えるアルミボトルも、湿気の多いバスルームで長期的に使うことができる。

りゅうちぇる:ボトルも時代にあったシンプルなデザインでおしゃれですね。意識を持って使えるということが素晴らしいと思います。シャンプーは毎日使うものだから、一人一人の行動が結果に出ますし、毎日=365回は地球にとっても、すごく大きい数字。地球に優しいことを自分ひとりの行動だけでできて、お風呂に入るたびに自分の意識を上げたり、環境へのアンテナも張ることができますね。自分にも優しい、環境にも優しい、それでいておしゃれなものというのは選ぶ決め手になると思います。

WWD:「髪も地球もダメージケアする」考えのもと「#HairWeGoGreen」を新たに発信する「パンテーン」に期待したいことは?

りゅうちぇる:SDGsの目標を掲げている企業は多いけれど、本当の意味で実行できている企業は少ないように感じます。その中で「パンテーン」の「#HairWeGoGreen」は具体的な期限と目標を打ち出していて、本当に実現してくれそうだなと今後がすごく楽しみ。これからも地球環境や人の個性を尊重するようなブランドであり続けてほしいです。

“今日はいいことをした”と
気持ち良い1日を過ごせる
取り組み

WWD:今年の6月から、「パンテーン」では資源循環の推進やプラスチック問題解決の一歩として、テラサイクルとイオングループ、大手化粧品・日用品メーカー4社と協働し、使用済み容器の回収プログラム“グラムビューティーク リサイクルプログラム”に取り組んでいる。このような回収ボックスを利用したことはある?

りゅうちぇる:はい。僕が沖縄にいた時から、スーパーなどで回収ボックスを見かけることは多かったですし、東京でもたくさんの場所で見かけます。でもその存在に気付いているのに、行動に移せていない人も多いと思います。そんな人も自分ができる時でいいので挑戦してみたら、きっと“今日はいいことをした”と気持ち良い1日を過ごせるはず。

WWD:子ども達の未来のためにも積極的に行動したいですね。

りゅうちぇる:子ども達は親の小さな行動をよく見ていますよね。僕の子どもは今3歳ですが、少しずつ自我が芽生え、恐竜や電車など自分自身が好きなものを選択するようになってきました。僕自身がそうであったように、子どもにも自由にのびのびと育ってほしいです。そのためにも、僕は将来、彼が環境について意識を向けた時に誇れる親でありたいです。

世界共通のビジョン“Ambition 2030”と
“責任を果たすP&Gビューティ”

WWD:「責任を果たすP&Gビューティ」では、“品質と性能”や”製品の安全性”をはじめ、“サステナビリティ”、“平等な機会とインクルーシブな世界の実現”などをビジョンとして掲げている。また「パンテーン」では「さあ、この髪でいこう。#HairWeGo」のスローガンのもとキャンペーンを通じて一人一人の個性の尊重について考えるきっかけづくりをしてきた。「パンテーン」に持つイメージは?

りゅうちぇる:「パンテーン」は、ジェンダーやダイバーシティに関する取り組みをいち早く取り入れていた印象です。昔、僕が「パンテーン」に対して持っていたのは “黒髪の女性が髪をなびかせながらヒールを履いて歩いている”というイメージ。だから2年前にアンバサダーに選ばれた時は、金髪だったし、男性だし、本当に自分で良いのかと不安になりました。CMに出演した後、ファンの皆さんに“りゅうちぇるがやったからこそ意味がある”というコメントをいただきき、とても嬉しい気持ちになったのを覚えています。

WWD:いち早く人々の個性や多様性を尊重するメッセージを発信してきた。

りゅうちぇる:ジェンダーやダイバーシティに関する取り組みが早い一方で、環境に配慮した商品の発売についてはまだ取り組んでいないのかなと感じていましたが、“詰め替えECOPOUCH™”の開発に10年という長い時間をかけたと聞いて納得。10年間、たくさんのことを考えて生まれたと思うと信頼度がさらに増します。人の個性に寄り添った「#HairWeGo」、そして地球にも寄り添った「#HairWeGoGreen」、「パンテーン」の素晴らしい取り組みに今後も期待しています!

MODEL:RYUCHELL
PHOTOS:KAZUSHI TOYOTA
STYLING:IPPEI SOGA
HAIR & MAKEUP:MEGU
問い合わせ先
P&Gジャパン合同会社お客さま相談室
0120-021327