ビジネス

大丸松坂屋、タワーマンション住民に「外商サービス」

 大丸松坂屋百貨店は、大阪市で開発中のタワーマンションの住民向けに外商サービスを提供する。個人消費が低迷する中でも旺盛な消費意欲を持つ富裕層に狙いを定め、百貨店と接点が少なかった新しい世代を取り込む。特定のマンションおよび契約者全体をサービス対象とするのは同社にとって初めて。

 東急不動産、大和ハウス工業、住友商事、コスモスイニシアの4社が大阪市中央区南本町で開発する43階建てのタワーマンション「ブランズタワー大阪本町」の契約者302戸が対象。このマンションは2023年11月に竣工し、24年3月の引き渡しを予定している。

 マンションの購入者は「大丸松坂屋お得意様ゴールドカード」に入会することで、徒歩15分の場所にある大丸心斎橋店の外商サービスを受けることができる。同店で買い物をした品物はマンションまで届けられる。大丸松坂屋のグループ会社が、コンシェルジュサービスおよびマンションの最上階にあるカフェやバーを運営する。マンションの共用部では催事なども開く。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。