ファッション

三陽商会、営業赤字20億円 21年3〜8月期で損失幅は縮小

 三陽商会の2021年3〜8月期連結業績は、本業のもうけを示す営業損益が20億円の赤字だった。前年同期の57億円の赤字に比べて、損失幅は小さくなった。不採算事業の撤退などのコスト構造改革の成果は見られるものの、主力販路である百貨店の回復遅れが足を引っ張っている。

 売上高は前期比7.2%増の164億円だった。前年の実績は上回ったものの、緊急事態宣言が想定よりも長引いたことで当初計画の181億円には届かなかった。衣料品の販売が足踏みする中でも、仕入れの抑制や、人員整理や退店などの合理化策による販管費の削減が寄与して、営業赤字は当初計画よりも改善した。純損益も19億円の赤字(前年同期は66億円の赤字)で、こちらも当初計画に比べて上振れした。

 22年2月期の通期予想は、売上高が同9.4%増の415億円、営業損益が1億円の黒字、純損益はトントンを見込む。“バーバリーショック”以降、6年ぶりの営業黒字を目指す。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。