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「ギャップ」がスタートアップのAI企業を買収 テクノロジーへの投資を強化

 ギャップ(GAP)は米ニューヨークとイスラエルのテルアビブを拠点とするスタートアップ企業、コンテクスト・ベースド 4 キャスティング(CONTEXT-BASED 4 CASTING、以下CB4)を買収した。

 CB4はAIと機械学習を利用して、予測分析と需要感知によって売上促進と顧客体験向上に貢献する。投資会社のセコイア キャピタル(SEQUOIA CAPITAL)が出資し、リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS & CO.)やアーバンアウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)といった小売企業とも協業した実績を持つ。今後はCB4の社員がギャップに移籍する形で業務を行う。

 ギャップのサリー・ギリガン(Sally Gilligan)=チーフ・グロウス・トランスフォーメーション・オフィサーは、「AIや機械学習が業界の未来を形作ると信じている」と話す。「当社はCB4に所属する世界クラスのデータサイエンティストと協業した経験があるため、彼らの技術が与える衝撃と、販売、在庫、消費者需要といった幅広い分野に応用できることを理解している。また、価値を引き出して顧客体験を向上させるポテンシャルを秘めている」。

 ギャップは1年前から技術をクラウドに移行し、今年8月にはヴァーチャル試着技術を提供するDRAPR社を買収するなど、テクノロジーへの投資を強化している。

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