ビーストーン(黒石奈央子CEO)が運営するウィメンズブランド「アメリ(AMERI)」は10月11日、会員サービス「Amate」を開始する。シルバープラン(月会費1100円=税込、年間契約の場合は1万1000円)とゴールドプラン(月会費2200円、同2万2000円)の2種類があり、会員になると限定アイテムの購入や、新作商品の先行購入などが可能になる。
ブランド設立7周年を記念し、「支えてくださっているお客さまに対して、ブランドから還元できることはないかと考えた」と広報担当者。同ブランドはECが主販路。「即完売することも多く、熱心なファンの方からも買うことができなかったというお声をいただくケースがある」という。再販の要望が多い場合は追加生産をする体制を整えており、それが過剰在庫の抑制にもつながっているが、「要望があってもどうしても再販が難しい商品もあった」。会員制度によって、そうしたケースを減らしていく。
会員特典は、①年に4回、会員だけが購入できる商品を発売する、②新作商品は発売日前日の15時から購入が可能になる、③ECの送料が無料になる(シルバープラン会員は月2回まで、ゴールドプラン会員は無制限)、④ゴールドプラン会員は購入時に付与されるポイントが2倍になる、⑤会員限定インスタグラムアカウントをフォローできる、の4つ。31日までに会員登録をした客には、2022年春夏物のカタログをプレゼントする。
新宿ルミネ2の2階にある「アメリ」の店舗では8日から11日まで、AI(人工知能)エンジンを搭載したバーチャルヒューマンの販売員「アデラ」を導入している。客が店頭のビジョンに映る「アデラ」に話しかけて、着こなしやおすすめ商品について尋ねると答えてくれる仕組み。「コロナ禍で客足が減っている中で、来店促進になり、業界を盛り上げることにつながればと考えた」と広報担当者。