花王は約80年に渡り、健康的で美しい髪を手に入れるための本質研究に取り組んでいる。人が髪をきれいと感じるには潤い感や艶感が欠かせないが、同社の長年の毛髪研究によって“潤いや艶を感じる美しい髪”とは、“髪のキメがそろっている”状態だと分かった。しっかりケアをしても、髪のキメがそろっていなければパサつきを感じ、きれいな髪を実現できないのだ。人気美容師・宮村浩気「アフロート(AFLOAT)」CEOも共感する“髪のキメ”とは?
髪のキメそろう=
髪の毛1本1本がきれいに並ぶこと
“潤いや艶を感じる美しい髪”とは、髪1本1本が乱れなくきれいに並んで整った状態、つまりは“髪のキメがそろっている”状態のこと。くわえて花王は研究によって、普段髪に触れたときに感じる潤い感は毛髪内の水分量に左右されないということも明らかにした※1。髪が均一に乱れなく整列しキメがそろうと、指通りが滑らかでまとまり、しっとりとした触り心地になるという。また髪のキメは見た目の美しさも左右する。キメがそろっていると光が一方向に反射して美しく艶やかに見えるのだ。髪のキメをそろえる意識をすることでヘアスタイルやヘアカラー、さらには傷んだ髪でも艶があり、しっとりと滑らかな手触りがかなう。
宮村浩気に聞く髪のキメを
そろえることの重要性
宮村浩気「アフロート」CEOは、「美容師は“髪のキメ”と言われたときに、潤い感やしっとり感、艶感のある『きれいだな』と思う髪を指すとわかると思います。これまで“髪のキメ”という表現はしてきませんでしたが、多くの美容師が認識しているはずです。一般の女性たちは毎日忙しくお手入れが行き届かないことも多い中で、キメがそろった髪のイメージを持つことで、きれいな髪を目指しやすくなるのではないでしょうか」と話す。
トレンドのスタイルも
キメをそろえると
艶のあるきれいな仕上がりに
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髪のキメがそろうとトレンドのヘアスタイルも綺麗に見えると宮村「アフロート」CEOは語る。「当サロンでは“くびれヘア”にレイヤーを混ぜるのがトレンドです。艶髪ブームが長く続いていますが、“韓国ヘア”も人気。そのほかにも襟足のリバース巻きや外はねも支持を集めています。“くびれヘア”や“韓国風ヘア”では、スタイリングをする際にアイロンで巻いた部分をブラシでとかすと艶が出ます。ゆるやかなウェーブもトレンドなので、巻いた部分を勇気を持って崩してみてください(笑)。キメをそろえるとヘアカラーをしている髪でも艶のある美しい印象になります。艶髪ブームから髪質改善も流行っていますが、実はカールがつきにくくなってしまうこともあるので、よりヘアスタイルを楽しむためにキメのそろった素髪の美しさを高めてはいかがでしょうか」と話す。
キメがそろった
美しさを作るヘアケア方法
髪のキメをそろえるためのセルフケアとして、取り入れやすいのは乾かし方。「アウトバストリートメントをつけた後、髪の間を少しテンションをかけるように指でとかしながら上から風を当てて乾かすとキメがそろいやすくなります。最後にブラシでとかせば艶感や潤い感が手に入ります」と話し、宮村「アフロート」CEOもハンドブローを意識することをおすすめしている。