アバンティのオリジナルブランド「プリスティン(PRISTINE)」は、マネキン・トルソー製造会社モード工芸との協業でオーガニックコットンの残糸・残布を使用した「リコットン(Re-COTTON)トルソー」を9月21日に発売した。10月6日から松屋銀座で展示している。
アバンティはオーガニックコットン原綿を輸入し、糸・生地・製品までの企画製造販売を手がける。「リコットン トルソー」は、「プリスティン」製品の生産過程で出るオーガニックコットンを粉砕し、牛乳パックなどの再生パルプと共に溶かして乾燥させ、天然の接合剤で接着して生産。廃棄しても土に還る素材のみを使用しており、再生産も可能だ。今後は、他社の廃棄材料等の使用も視野に入れる。
トルソーはアバンティが実施する「リコットン・プロジェクト」の一つ。同プロジェクトでは残糸や残布の計り売りや、それらを再利用したニットや布帛のウエアライン「リコットン・シリーズ」を販売。2030年までにゼロ・ウェイストを目指している。
モード工芸も、段ボールや木材などを使用した製品開発に注力しており、数十年にわたり環境に配慮したトルソーづくりを行っている。