ファッション

オーガニックコットンを再利用したトルソーが発売 松屋銀座で展示

 アバンティのオリジナルブランド「プリスティン(PRISTINE)」は、マネキン・トルソー製造会社モード工芸との協業でオーガニックコットンの残糸・残布を使用した「リコットン(Re-COTTON)トルソー」を9月21日に発売した。10月6日から松屋銀座で展示している。

 アバンティはオーガニックコットン原綿を輸入し、糸・生地・製品までの企画製造販売を手がける。「リコットン トルソー」は、「プリスティン」製品の生産過程で出るオーガニックコットンを粉砕し、牛乳パックなどの再生パルプと共に溶かして乾燥させ、天然の接合剤で接着して生産。廃棄しても土に還る素材のみを使用しており、再生産も可能だ。今後は、他社の廃棄材料等の使用も視野に入れる。

 トルソーはアバンティが実施する「リコットン・プロジェクト」の一つ。同プロジェクトでは残糸や残布の計り売りや、それらを再利用したニットや布帛のウエアライン「リコットン・シリーズ」を販売。2030年までにゼロ・ウェイストを目指している。

 モード工芸も、段ボールや木材などを使用した製品開発に注力しており、数十年にわたり環境に配慮したトルソーづくりを行っている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。