ストライプインターナショナル(以下、ストライプ)は11月1日から、はとバスからの出向者を受け入れる。バスガイド職の26人で、受け入れ期間は5カ月。首都圏の「アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC & ECOLOGY)」「グリーンパークス(GREEN PARKS)」「アメリカンホリック(AMERICAN HOLIC)」などの店舗で接客に従事する。バスガイド職の出向は、はとバスとして初という。
これに先駆けてストライプでは、7月1日からはとバスの事務職15人を受け入れている。同様に店舗での接客に従事しており、「既に頭角を表し、売り上げアップやお客さまとの関係構築に貢献している」(発表資料より)例もあるという。「さまざまな背景を持つスタッフが店頭に立つことで、お客さまにより多くの付加価値を提供できる。今後は研修面でも相互に高め合い、顧客満足の向上に務めていく」とストライプの川島学人事部長。
コロナ禍による客数減を受けて、航空会社や観光、外食、ブライダル関連などで、小売業やコールセンター、自治体などに社員を出向させて、人件費を削減しつつ雇用を維持する取り組みが広がっている。「コロナで観光需要が減り、接客の機会も減少している。(ストライプへの出向は)業種は違えども同じサービス業での仕事を通し、スキルアップにつなげるチャンス」と、はとバスの岩脇明宏広報室長はコメントしている。