「ラコステ(LACOSTE)」は4月、同ブランドの古着を回収して、新たな作品へと再生する「リジェネレーション(REGENERATION)」プロジェクトを始動し、約7カ月における取り組みと実績報告を行った。
「リジェネレーション」は、ラコステ ジャパンが「『ラコステ』の古着に、第2の人生を」をスローガンに発足した、環境に対する新たな施策だ。プロジェクト名には「古着を再生させる」「次の世代へと引き継ぐ」という2つの意味が込められており、これは「ラコステ」が定義する“本質的なエレガンス”にも通じるという。
実際の取り組みでは、ステップ1として4月8日~5月31日に、不要になった自社アイテムを渋谷店とオンラインストアで回収。1カ月半余りで、全国各地から計488着が集まった。期間中、渋谷店では、ダンボールアーティスト島津冬樹が制作した特製回収ボックスとオブジェを設置し、オンラインストアでは、購入者の荷物に回収用の着払い伝票を同封することで、プロジェクトへの参加を促した。
さらにステップ2として、回収した古着を基に、デザイナーとして活動するマリエやアーティストの松原光がアップサイクルした作品を制作。シルクスクリーンのTシャツやポロシャツ、パッチワークや染色を施したバケットハット、ワニモチーフのぬいぐるみなどの個性際立つアイテムを9月16日~10月17日の期間中に、渋谷店と京都店で順次展示販売(その後11月に一部をオンラインストアでも販売)。「ラコステ」の店舗資材を再利用したユニークな什器も、島津が制作した。
同プロジェクトの収益金の一部32万6000円は、NPO法人日本ダイバーシティ・スポーツ協会に寄付。同団体は、国籍や障害、年齢、LGBTQ、難病などのあらゆる壁を取り払い、誰もが自分らしくいられる共生社会をスポーツの力で実現することを目的に活動を行う。
ラコステお客さまセンター
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